我が家で愛用しているweberのオリジナルケトル(バーベキューグリル)ですが、最近ではスモーカーとしての利用が多くなりつつあります。
というのも、自家製ベーコンがとても好評で、大量に作ってもあっという間に無くなってしまうのです。
weberのオリジナルケトルの宣伝も兼ね、ベーコン作りのレシピみたいなものをご紹介したいと思います。
私の作るベーコンは燻製が強いので、かなり強烈な香りがします。
ウィスキーなどに合わせると最高らしいです(私は飲めないので…)
そのため、選ぶチップや作り方がちょっと特殊です。
必要な器具
weberオリジナルケトルプレミアム 57cm
weberのケトル(バーベキューコンロ)は蓋が付いているのが特徴で、蓋を閉めることで熱が内部で対流しオーブンのように高温で焼き上げることが可能です。
分厚いステーキも蓋をすることで中までしっかりと熱が通り、表面だけ焦げて中が生…なんてことはありません。
スモーカーとして使うなら、57cmの大サイズのケトルをお勧めします。一回り小さい47cmのものもありますが、個人的には小さすぎです。大は小を兼ねる、ということで57cmのケトルをお勧めします。
オリジナルケトルとオリジナルケトルプレミアムの2種類がありますが、お勧めはプレミアムです。
上はプレミアムではない、スタンダードなケトルなのですが、違いは取り外し可能な灰受けと、蓋に温度計が備わった点です。
炭受けがあると風が多少強くても、燃え尽きた炭が風に舞って拡散することはなく、炭受けに落ちていきますので天候に左右されずに利用可能です。
温度計はスモークする際のケトル内の温度を測るのに便利ですから、両方とも機能としては必須かと思います。
我が家のケトルは並行輸入限定のカッパーです。
weberといえば黒いケトルが多いですが、海外では様々なカラーがラインナップされています。
現在は国内でも4色の70周年モデルが販売されています。
チャーバスケット(炭燃料ホルダー)
炭を入れるためのバスケット。
スモークする際に、炭の上にウッドチップを載せるのですが、崩れないようにするためにチャーバスケットは必須です。
お値段が少し高いですが、専用オプションだけあってサイズはぴったりです。
ウッドチップ(ヒッコリー)
スモークで利用するウッドチップですが、weberのものがお勧めです。
というか、weberのチップでないと思ったようなスモークが出来ませんので、このチップしか選択肢はありません。
weberのチップの特徴は、チップのサイズ。
これくらいチップがデカいのです。
チップを使う際はあらかじめ水に漬けておき、十分吸水した状態で炭の上に載せてスモークします。
水を吸わせることで水蒸気を含む大量のスモークが発生し、他のチップとは異なる芳醇な香りで仕上がります。
他のチップも試してみましたが思うような出来にならず、weberのチップでないとダメでした。
追加金網
グリルの金網だけでは足りませんので、2階建てにするために追加の金網を折り曲げて使います。
グリルの金網だとベーコンが6本程度しか載せられませんが、2階建てにすれば合計11~12本程度のベーコンをスモークすることができます。
1枚の豚バラ(5kg程度)から10~12枚程度のベーコンができますので、追加金網は必須です。
炭と着火剤
炭は安い物はすぐに燃え尽きてしまいますし、はぜるのでオガ備長炭がお勧めです。
オガ備長炭は着火しづらいので、火起こし器と着火剤を使うのが便利です。
weberの火起こし器は他社のものよりサイズが一回り大きいので、一気に大量の炭に着火する際にとても便利です。
着火剤はロゴスのこちらを愛用しています。
燃焼時間が長いので簡単に火起こしが可能です。
1回に2~3個程度使用します。
ベーコンの作り方
まずは、豚肉を買います。
1回に10kgくらい作ることが多いので豚バラ肉を2枚購入しています。
ちなみに、1枚というのは
これで1枚です。豚1頭の半身分ですね。
だいたい5kg前後くらいかと思います。
お値段は国産だと1万円くらいでしょうか。
買ってきた豚バラは裏側に味がしみこみやすいよう、フォークで多数の穴を開けておきます。
肉の重量に対し3%の粗塩と、適当なスパイスと砂糖を入れてつけ込み用の調味料を作ります。
スパイスはローズマリー、セージ、ローレル、シナモン、こしょうの他に、家にあるものをとりあえず8種類くらいドバドバ入れています。
砂糖は肉の重量に対し0.5%くらいでしょうか。
豚バラを10ブロック程度に切り分け、全体に塩をすり込みます。
すり込んだ後は真空パックし、冷蔵庫で3日間寝かせます。
冷蔵庫で寝かせた後は、水を張ったボールに肉を入れ塩抜きをします。
だいたい1時間くらいでしょうか。
塩抜きが終わったら、風通しの良い、涼しい場所で乾燥させます。
乾燥が終わったらスモークに移ります。
BBQグリルに炭を入れ、上にたっぷり吸水させたウッドチップを載せ、スモークを発生させます。
ベーコンを並べて蓋をし、温度が100℃以上になるように空気流入量を多めにして、約2~3時間スモークします。
途中でウッドチップが無くなりますので、適宜補充してください。
また、場所により火加減が違いますので、上下段を入れ替えたり、向きを変えたりします。
全体的に飴色に色づいたら完成です。
かなり強めにスモークしているので、色も濃いめです。
ベーコンを作ると冷蔵庫どころか家中スモーキーな香りが漂います。
しばらく室内で冷やしてから1本ずつ真空パックします。
彊美人 XS-1335(13×35cm)がちょうど良いサイズで便利です。
amazonですと2000枚セットですが、楽天などであれば100枚セットも販売されています。
豚バラを漬け込んで乾燥させてスモークしただけなので、加水している国産ベーコンとは異なり、焼くと油がじわっと染み出てカリッと焼き上がります。
スモークの香りがかなり強めですので、出た油で目玉焼きなどを作ると格別です。
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