2.5m×1.5mの物置小屋を自作してみた

DIY

犬関係、DIY用の工具やバーベキュー用品が増えてきて、収納場所に困るようになってきたので、小屋を作ってみました。
100人乗っても大丈夫的な物置を買うという手もあったのですが、結構値段が高い上に、外見がかっこよくないので、どうせなら自作しちゃえ、ということで作ることに。

小屋を作るのに参考にした本のご紹介

小屋を作るのは初めてなので、なにか参考になるものがあったほうが良いだろうと思い、以下の図書を購入してみました。

この本の、表紙の右下にあるウッドシェッド(物置)を参考に、スケールアップすることにしました。
本では、幅が1.8m程度なのですが、収納力をUPするため、2.5mに増やして再設計しています。
2.5mにしたのは、8ftの2×4材を使うと切らずにちょうど良いサイズになるためです。

小屋作りに作った図面を置いておきますので、よろしければ参考にどうぞ。
ただし、自分用に作ったものですので、見づらい気がします…。

購入した資材の一覧を参考までにご紹介します。
これも、私のメモ用に作った資料なので、どの資材をどこで使うかは、図面と照らし合わせて見てください…。

必要な工具

小屋を作るにあたって使ったのは、以下の工具です。

  • 丸鋸
  • インパクトドライバー、ドリルビット、ドライバービット
  • 金槌
  • 脚立
  • スコヤ、1mものさし、巻き尺
  • ラインチョーク

このうち、丸鋸とインパクトドライバーは必須です。
といっても、小屋を作ろうと思う方の場合、すでにお持ちだとは思います。

基礎を作る

基礎には沓石を8つ設置

本では、基礎石として重量ブロックを使っていましたが、今回は重量分散するために沓石を使いました。
写真では9cm角の角材に取り付けられているように見えますが、これは沓石の内側に2×6材が来ると水はけが悪く腐るのが早そうだったので、沓石よりも2×6材が外に飛び出すよう、調整するために取り付けています。
きちんと2×6材が沓石の上に乗るようにしないと、強度的に不安がありそうです。

基礎の部分の土は、掛矢とかで固めておく必要があります。
私は下が砂利だったこともあり、手抜きしてしっかりと基礎を固めなかったのですが、気づいたら少し小屋が傾いていました…。
自動車用のパンタジャッキを使えば持ち上げられるので、基礎が沈み込んだ場合は、ジャッキアップして補正することにしました。

基礎は2×6を使用しています。
2枚の板を重ねているところは、床板のつなぎ目で釘を打つスペースを確保するためです。
また、床下はシロアリ対策も兼ねて、油性の防腐剤(クレオトップ)を2回塗っています。

床を張る

床は12mm合板の上に杉板を打ち付けた

床ですが、最初に12mm厚の構造用合板を張り、その上に12mm厚の杉板を張りつけて床としました。
合計で24mmの厚さがありますので、上で跳びはねてもびくともしません。
この段階で、きちんと水平が出ているかしっかりと確かめましょう。

壁の継ぎ目を補修しておく

今回、小屋を家の壁ギリギリに設置しますので、壁の補修ができなくなってしまいます。
我が家はALC外壁なのですが、ALCは10年程度で目地のシーリングの補修が必要になります。
見たところ、少しひび割れが発生していたものの、大幅な劣化はありませんでしたので、上からPOSシールLMを使って増し打ちコーキングしてみました。

粗面用マスキングテープで小屋の後ろに隠れている部分をマスキングします。
マスキングが終わったら、POSシールLMを使って上からコーキングします。色は目地部分が目立たないように、スパニッシュイエローを選んでみました。

プライマーがこぼれてしまったところが目立ちます…

プライマーを塗ってから上からシーリング材を盛り付け、へらで整えていきます。
完成したのがこちら。
スパニッシュイエロー、ちょうどよい感じの色でした。

後ろの壁を作る

小屋の壁を作っていきますが、家のすぐ隣に小屋を建てるため、順序としては

  1. 基礎を作る
  2. 前後左右の壁を作る(床には固定しない)
  3. 後ろの壁を床に固定する
  4. 左右の壁を固定し、最後に前の壁を取り付ける
  5. 屋根を張る

という流れになります。
後ろの壁ですが、手が入るスペースもない(隙間10cm)ので、あらかじめ2×4材で組んだフレームに構造用合板を貼り、その上からアスファルトルーフィング材で防水して、最後にトタン波板を打ち付けたところまで仕上げてから組み立てることにしました。

小屋の裏側のパネル

裏は価格を抑えるために、トタン波板を使っています。
高さは2.4m程度なので、ちょうど良いサイズだったのでカットせずにそのまま使っています。
下地はアスファルトルーフィングを貼っています。

前と左右の壁を作り、組み立てる

壁を取り付けるとだいぶ小屋らしくなってきた

後ろの壁を床に固定したら、続けて左右の壁を固定し、最後に前の壁を固定します。
壁を1枚だけ取り付けた状態では不安定なので、あらかじめ壁を作っておき、取り付ける作業はさささっと済ませてしまいましょう。

後ろの壁ですが、左右の壁のアスファルトルーフィングと重ね張りをする関係上、アスファルトルーフィングを20~30cm程度左右に余らせておきます。

壁の防水処理

アスファルトルーフィングで防水処理

今回はアスファルトルーフィングを使用しましたが、破けやすい素材なので、建築用の防水シート(スーパーエアテックスKDとか)のほうが施工しやすくて良いかもしれません。
上から水が落ちてきても中に入らないように、下から貼っていく必要があります。
重ね合わせは目安となる線が引いてありますので、しっかりと重なるようにしてください。

このタイミングで、合板を飛ばされない程度に屋根に取り付けておきます。そうすれば、作業中に雨が降っても小屋の内部が濡れることはありません。

外壁に杉板を貼る

杉板を取り付けるとイメージがだいぶ変わります

外見をかっこよくするのと、防水性を高めるために杉板を貼っていきます。
杉板ですが、下から貼っていきます。
水平になるように綺麗に貼っていきましょう。

屋根を作る

今回は、屋根葺きにはアスファルトシングルを使うことにしました。
使ったのは、オークリッジスーパーという製品です。

オークリッジスーパー

オークリッジスーパーの気に入っているところは、2重になっている上の部分の幅がランダムなので、規則性がなくアメリカンな感じ(?)に仕上がります。これは写真を見てもらった方が伝わりますね…。

あと、張りつける下の部分の裏側に、自己融解する接着剤があらかじめ塗布されているので、屋根に取り付けて、1週間ほど日を浴びると下のパーツとしっかりとくっつくのです。
上の写真で、右側に黒い帯があると思いますが、これは重なっている上のシートの裏側のこの部分に接着剤が塗られているためです。(黒い部分はビニールが貼り付けられていて、くっつかない)
このため、オークリッジスーパーを保存する際は、同じ向きに揃えるのはNGで、互い違いにする必要があります。

アスファルトルーフィングで防水処理

しっかりと防水処理することが重要

構造用合板を張ったら、上からアスファルトルーフィングを貼り付けます。
しっかりと重なるようにして、中に水が入らないようにします。
合板の内部に水が入らないように、トタン製の水切りも取り付けました。

リッジウェイスーパーを施工していく

作業の際は、基準となるラインをチョークで引いておくとずれない

下からリッジウェイスーパーを貼っていきます。
最初のスターターは、リッジウェイスーパーを上下2つにカットしたパーツを使いました。
白い線は釘打ちラインで、その下の部分まで重なるように調整し、1枚につき釘4カ所で固定していきます。

アスファルトシングルを貼る際には、専用のアスファルト接着剤を使用します。
このサイズの屋根だと、コーキングガン用のボトルに入った接着剤を4本使用しました。縁の部分などはしっかりと接着剤を入れて剥がれないようにします。

リッジウェイスーパーだと、ランダムな感じに仕上がるので見た目が良いです

最後まで取り付けると、こんな感じになります。
グラデーションがかかった色調と、1枚の幅がランダムに見えるので、DIYの小屋だと良いアクセントになります。
シート状なので場所も取らず、購入しやすく施工も簡単と、DIYにおすすめの屋根材だと思います。

扉を取り付ける

扉を取り付けますが、注意点は本の設計の通りだと、扉の厚みがかなりある上に、一番前面の出っ張った場所にヒンジを取り付けるので、左右のドアの隙間がある程度ないと、開閉が出来ません。

ドアの取り付け

また、重量があるドアなので、大きめのヒンジで取り付ける必要があります。
ドアの内側にはローラーキャッチを取り付けて、しっかりと閉じた状態を保持できるようにしました。
ドアを取り付ける際、本体側のドアヒンジにそのままネジ釘を入れると、木目の影響で少し位置がずれたりします。
この位置ずれがかなり致命的で、正常に開閉できなくなったりしますので、面倒でも位置をマークし、下穴を軽く開けておくと良いです。

扉を付ければ、小屋の外側は完成です。
続けて内側を作っていきます。

小屋の内側に棚を作る

収納を目的とした小屋なので、収納棚を取り付けます。
奥行きは70cm程度ありますので、かなりいろいろ収納できそうです。

収納棚の取り付け

向かって右側には、棚を2段作成しました。
2×4材を縦に2つに割ったものを取り付け、2×4材を補強で入れた棚板を渡しています。
棚板の前面の切り口には、モールディングを取り付けて見た目を良くしています。

左側には、犬用のサークルを立てて収納できるように、仕切りを取り付けました。
仕切りの取り付けには、アルミのL型アングルを切断したもの使用しています。
こちらは、90cmのケージが収納できるようにしたので、棚板は1枚になります。

作業用のテーブルを取り付ける

あると便利なのが、作業用のミニテーブル。
といっても常に出ていると邪魔なので、棚板の下に、スライドレールを使って収納できるものを作ってみました。

端材を利用してスライド式の作業テーブルを作成

スライドレールは比較的安価に買えますので、端材を使ってこういったものを作ると作業効率が上がるので便利です。

塗装する

完成した小屋

外壁ですが、塗装していないと風雨や虫に弱いので、塗装することにします。
使用した塗料は、ちょっとお値段高いですが塗りやすく作業しやすいキシラデコール油性 ウォールナットにしました。

油性はのびが良いのですが、杉板は塗料の吸い込みが速いので、濃さが異なってしまうので手早く塗装する必要があります。

荷物を収納する

小屋が完成しましたので、早速荷物を入れてみたいと思います。

右側は、キャンプ、アウトドア、BBQ、工具など

向かって右側は、工具や洗車道具などのほか、キャンプ・アウトドア用品を収納しています。
正面には有孔ボードを貼り付けて、フックでいろいろぶら下がるようにしました。
上には端材を使って棚を作り、よく使うアイテムを置いています。

左側には犬のケージを収納

左側のスペースには、犬・猫用ケージを収納しています。
何個も入れて立てておくと取り出しづらいので、間仕切りを付けて取り出しやすいようにしました。

天井に脚立を取り付け

ちょっと良いアイデアだなと思ったのが、天井スペースに脚立を取り付ける方法。
座付貫抜の受け金具を天井に取り付け、脚立をスライドすると天井に取り付けられるようにしました。
天井部分ってなかなか使い道がないので、大きい脚立を屋根に固定できるのは便利です。

制作期間

12月中に材料購入から完成までこぎ着けたので、1ヶ月かかりませんでした。
基本的に土日どちらか1日で作業していたので、年末休暇を入れてもおそらくフルに作業して5、6日くらいかなと思います。

12月は作業するのに寒いのですが、雨が少ないので作業中断がなく、また木材が濡れることもないのがありがたいです。

費用

きちんと計算はしていないのですが、おそらく20万円程度のような気がします。もう少し高いかも?
といっても、このクラスの小屋を買っても同じくらいの価格になりますので、見た目も遙かにかっこよく、好きなサイズに作成可能な小屋のDIYは魅力大です。

ただし、作る労力と材料買ったりする手間などがあるので、作るのを楽しめる方向きですが…。

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