虫刺されのかゆみを熱で解消!痒み止めペンはどれくらい有効なのか検証してみる

電気機器

夏にやっかいな蚊ですが、蚊が針を刺す際に多量の唾液を出すことによりヒスタミンが放出され、このヒスタミンがかゆみに繋がってしまいます。このかゆみ成分はタンパク質であるため、外部から熱を加えることでタンパク質を変性させ、かゆみを抑えるのが痒み止めペンの原理です。

痒み止めペンの先端は、PTCセラミック製のヒーターが取り付けられています。
ヒーターの直径は7mm程度とそれほど大きくありません。

操作ボタンは2つ。
ON/OFFスイッチを長押しするとLEDが点灯し、電源ONとなります。
その状態でON/OFFスイッチを押すと、ヒーターの温度を選択可能です。
ヒーターは45℃/48℃/50℃の3種類が設定できますが、私は常に50℃で使用しています。

温度設定を完了したら、ペン先を患部に当ててSTARTボタンを押すと15秒程度ヒーターが発熱します。
ペン先のヒーターは小さいので、蚊に刺された箇所にしっかりと当たるようにしてください。
かゆみが多い場合は2回繰り返すと良いです。

充電式なので、USB Type-Cのケーブルで充電可能です。

痒み止めペンでかゆみは止まるのか?

痒み止めペンの効果ですが、かゆみは確かに抑えられます。
蚊の種類にもよると思うのですが、刺された箇所があまり腫れないような小さい蚊の場合は痒み止めペンで完璧にかゆみを抑えられることが多いです。
痒み止めペンを使ったあとに痒み止めの薬を塗っておけば完璧です。

ぶり返すような強いかゆみを伴う場合は、あまり効果がありません。
このような場合は、濡らしたキッチンペーパーをレンジで10秒程度加熱したものを患部に当てるとかなりかゆみが取れます。
キッチンペーパーの温度はかろうじて持てる程度なので、60℃弱くらいあるかもしれません。
患部に当てると針を刺したような強い痛みがありますが、その状態で10秒程度我慢すれば嘘のようにかゆみが引きます。

もっとも、タンパク質が変性するくらいの熱を外部から当てるのですから、かゆみの原因となるタンパク質以外にも影響はあると思いますし、あまり熱いと低温やけどの原因にもなりますので注意してください。
とはいえ、ぶり返すかゆみをひたすら耐えるよりは、10秒間痛みに耐えるほうが圧倒的にマシです。

完璧にかゆみを停められるものではありませんが、痒み止めペンでかなりかゆみが減ることもありますので、1本持っておくと便利かと思います。

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