タップ・ダブルタップ・左右回転でデバイスのコントロールが可能なTapo S200Dスマートボタン

4.0
デジタルガジェット

DAIKOのシーリングファンをTapo H110でコントロール出来るようになったので、今までは単なるシーリングライトとして使っていたのですが、ファン機能を活用できるようになりました。
そこで出てきた問題が、照明を壁のスイッチで消してしまうと、Tapo H110でコントロールできない(当たり前)という問題。壁のスイッチは入状態のまま、Tapo H110でコントロールする必要があります。

といっても、長年使い慣れた壁スイッチをどうしても押してしまうので、これをどうにかすべく、スマートボタンであるTapo S200Dを購入してみました。

Tapo S200Dのハードウェア

付属品一式です。
左から、Tapo S200Dを壁に取り付けるための台座、Tapo S200D本体、台座用の両面テープおよび取り付けねじ、シール、マニュアルとなります。

シールは台座に貼って何の機能かわかるようにするためのものですが、日本向けパッケージは日本語のシールがあった方がわかりやすいと思います。
取り付け用のネジはM4かなにかのネジなので、壁に取り付ける際は木ネジが別途必要です。

取り付け方法

Tapo S200Dの裏側はマグネットになっていますので、冷蔵庫などマグネットがくっつく場所であれば、そのままペタッと貼り付ければOKです。
壁などマグネットが張り付かない場所で使用するなら、台座付きセットがお勧めです。

台座はこんな感じで2つのパーツに分かれます。写真のコーススレッド(黒い木ネジ)は付属品ではなく、手持ちのものです。

台座を壁に取り付ける際には、裏側の爪をマイナスドライバーなどを使って外し、固定用パーツを取り外す必要があります。
この爪がかなり硬いので、折らないように注意してください。不安な方は両面テープを使うと良いと思います。

こんな感じで取り付け用のプレートを壁に固定します。
この上から台座プレートを押しつけて壁に固定します。台座プレートですが、外すときは取り付け用プレートの爪を外すことができないため、割るか、ネジごと引き抜くしかなさそうです。
剥がした後の汚れは目立ちますが、両面テープで貼り付けた方が良いかもしれません。

壁に取り付けるとこんな感じになります。

Tapo S200Dの機能

Tapo S200Dは、タップ、ダブルタップ(初期状態では無効)、左右回転の4通りの操作が可能なスマートスイッチです。これ単体では動作はせず、Tapo H110などのスマートハブを経由して接続する必要がありますので注意が必要です。

Tapo S200Dのボタンにどのような機能を割り当てるかは自由なので、さまざまな使い方が可能です。
一番わかりやすいのは、タップで照明ON、ダブルタップで照明OFF、左回転で調光-、右回転で調光+といった使い方でしょうか。

今回は、タップで照明ON(ファン回転無し)、ダブルタップで照明OFF(ファン停止)、左回転で照明OFF&ファン強、右回転で照明ON&ファン強を設定することにしました。

条件の組み合わせ次第で様々な活用が可能

Tapoのアクションには、以下の要素を組み合わせて設定することが可能です。

有効時間
アクションが利用可能な時間帯・曜日を設定。
時間は開始~終了を分単位で設定可能、曜日は日~土曜まで任意の曜日を選択可能。

いつ
トリガーとなる操作を指定。Tapo 200Dであればワンタップ、ダブルタップ、時計回りに回す、反時計回りに回す、の4種類のいずれかを設定。

もし
トリガーが発動した際に、もしを満たす場合にアクションを実行。条件にはデバイスステータスとオートメーションが設定可能。
デバイスステータスは、他のTapoデバイスの状態を指定。例えば室温が25度以上であればトリガーを実行する、など。
オートメーションは、設定済みの他のオートメーションが有効な場合にトリガーを実行。
「もし」は複数設定が可能で、andまたはorを設定可能。

それから
上記の「いつ」「もし」が満たされてトリガーが発動した際に、どのようなアクションを行うかを設定。
今回は、シングルタップであれば、シーリングファンの照明をONにする、という設定を登録。
「それから」に追加するアクションも複数設定できるので、照明をONにし、エアコンを冷房にしてONにする、なども可能。

上記の「いつ」「もし」「それから」を組み合わせてアクションを作成するのですが、便利なのは曜日や時間帯によって機能を変更できる点です。
例えば、タップボタンを、昼間は消灯でファン強にし、夜は点灯でファン切にする、といったような使い分けが出来ます。

トグル機能があれば完璧

Tapo S200Dですが、唯一の不満はトグル機能が無い点です。トグル機能があれば、照明のON/OFFをシングルタップで実装できますので、もっと柔軟な機能割り当てが可能です。
トグル機能、Tapo S200D側にメモリーさせておくのは難しいと思いますが、Tapo H110側で現在のタップ状態を保持しておけば出来そうなので、対応してもらえるとありがたいところ。

試しに、シングルタップで点灯というオートメーションと、シングルタップで消灯というオートメーションの2つを登録し、各々を「もし」条件に登録してみましたが、点灯を試してみると点灯→消灯と2回動作してしまい、思ったような挙動になりませんでした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました