我が家には保護したリクガメの北斎がいるのですが、今まで簡易的なダイアル式の温度センサーでヒーターをコントロールしていました。
ダイアル式の場合、可変抵抗器で温度を設定するのですが、抵抗器の劣化でバリが出ると規定の温度になっても正しく動作しなくなってしまいます。
そこで、以前購入してとても便利だったTapoの温湿度計とスマートプラグを使用して、亀の飼育ケージの温度コントロールを緻密に行えるようにしてみました。
Tapo T310 温湿度計とスマートプラグ P110M
今回使用するのは、Tapo T310 温湿度計と、Tapo P110M スマートプラグとなります。
温湿度計で温度をモニターし、規定の温度になったらスマートプラグでヒーターをON/OFFするようにします。
なお、Tapo T310を使用する場合、Tapo スマートハブが別途必要になります。
Tapo T310は超低電力無線規格Sub-1GHz帯で通信を行うため、Wi-Fi通信が不可となります。スマートハブはSub-1GHzとWi-Fi通信のどちらも利用可能ですので、スマートハブを経由して温湿度をモニタリングする必要があります。

製品自体はかなり小さいので、置いても目立ちません。
スマートプラグはP105という少しだけ安価な製品もありますが、消費電力のモニタリング機能付きのP110Mの方がお勧めです。価格もほとんど変わりませんし。

Tapo T310はこれくらい小さいです。スマートプラグと比べるとかなり小さいのが分かると思います。
ボタン電池(CR2450)1個で最長約2年使用できます。
データの更新頻度も2秒毎と短く、精度も±0.3℃/±3%RHと優秀です。
Tapoアプリで設定する
我が家の亀ケージのヒーターは、暖突 (ダントツ) Lサイズとヒートグローを組み合わせています。
ヒーターとは別に、バスキングライトを設置し、日中照射しています。
ヒートグローはヒーターの立ち上がりが速い反面、スポット的に温度が上がるのと、OFFした際の気温降下が速いため、暖突でベースとなる温度をコントロールし、閾値を下回ったら(暖突ではカバーし綺麗無い気温低下担った場合)ヒートグローでアシストする使い方にしました。



バスキングライトの照射時間を日の出・日没で自動制御する
1枚目は、バスキングライトを繋げたスマートプラグの設定です。
Tapoアプリの便利なところは、時間指定のほかに日の出・日没が選べる点。季節によって自動的に時刻が変わりますので、四季に合わせてバスキングライトの照射時間も変えることができます。
暖突とヒートグローを温度でコントロールする
暖突とヒートグローは、それぞれ別々のスマートプラグに接続して、以下の設定としました。
■暖突
ON(日の出~日没):31.5℃
OFF(日の出~日没):35.0℃
ON(日没~翌日の出):26.5℃
OFF(日没~翌日の出):28.0℃
■ヒートグロー
ON(日の出~日没):30.0℃
OFF(日の出~日没):34.5℃
ON(日没~翌日の出):25.0℃
OFF(日没~翌日の出):27.5℃
昼と夜で温度を変えて、1日で気温差が出るようにしました。
暖突とヒートグローで温度設定が異なるのは、両方とも同じ気温に揃えると短いスパンでON・OFFを繰り返してしまうため、気温上昇が緩やかな暖突をメインにして気温をコントロールし、ヒートグローはブースト用にしているためです。

気温の変化はこんな感じになりました。
部屋の温度にかなり左右されますが、亀ケージ内の温度変化は比較的緩やかで、たまに細かいON・OFFの繰り返しはありますが、大きな温度変化はありません。
異常を検知したらアラート通知も可能
例えば、温度が20℃を下回る、または38℃を上回る、といった異常が発生した場合に、スマホにアラートを飛ばして通知で知らせることも可能です。
スマホと連携することで、亀ケージの温度変化が視覚的に確認出来るようになったのはとてもわかりやすくて良かったと思います。

我が家の北斎。
あとは、冬場になってきて湿度が低くなってきたので、加湿器を入れて湿度もコントロールしようと思います。




































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