私の場合、犬の搬送などで高速道路の走行割合がかなり高い(走行距離の半分以上は高速道路な気がする…)ので、どうしても飛び石の被害を受けてしまいます。
飛び石は避けようがなく、高速道路の走行時間に比例して飛び石が当たる確率も増えますので、車にはあちこち小さい塗装欠けなどのダメージがあります。
こればかりは運なので、しょうがないと諦めて、ちまちまリペアしています。
ボンネットだとこんな傷がついたこともあります。
これ、ガラスに当たらなくて良かったと思います…
先日、高速走行中にビシッとかなり大きな音で石が当たった音があり、あ、これはガラス割れたか…と思ったら、案の定フロントガラスにヒビが入っておりました。
以前、エクストレイルで飛び石被害を受けた際にDIYで修理してみたのですが、その際の経験も踏まえ、DIYで安価に修理するのと、専門業者に依頼するのはどちらが良いか、検証してみることにしました。
DIYで飛び石によるガラス割れをリペアする
Amazonや楽天などのネットショップで、飛び石をDIYでリペアするキットが安価に売られています。
1000円前後で購入できる商品も多く、これで修理できるのであればかなり安価に補修が可能です。
ただ、以前エクストレイルのガラス割れの際に使ったときはあまり綺麗にリペアできなかったので、個人的にはお勧めしません。
補修キットの使い方は簡単で、台座をガラスに固定し、ネジを回してテンションをかけ、レジン液を注入・加圧します。
割れたヒビにレジン液が浸透すると、ヒビが目立たなくなります。
最期に、表面にはみ出たレジンをカミソリの刃で綺麗にそぎ落として表面を整えれば作業完了です。

キットには、補修用のパーツとレジン液が付属します。
4つの吸盤でガラスに取り付け、中央のネジを回してガラスに容器を押しつける構造です。

こんな感じで傷にパーツを密着させ、筒の中にレジン液を滴下し、ネジを締め付けることでレジン液を加圧してヒビに浸透させるわけです。
…と書くと簡単そうに見えますが、かなりコツがいります。
まずは、キットに付属するパーツの作りがいまいちで、加圧がうまくいかず、レジン液が綺麗に浸透しないのです。
おそらくキットに隙間がかなりあり、きちんと加圧できていないように思います。
補修できるのは一度きりで、失敗するとレジン液が浸透せず、傷の浅いところでレジン液が固まってしまいます。そうなると傷が目立つ状態のまま残ってしまう上、さらにレジン液を注入しようにも既に固まってしまっているので浸透しません。
修理に失敗した場合、自動車の整備工場に持って行っても対処のしようがないと思われますので、個人的にはDIYでのリペアはあまりお勧めしません。
ツールの使い方に慣れれば綺麗に直せるのでしょうが、慣れるまで何回も試すことができず、一発勝負なので割とリスクが高いのです。
私は割と器用なほうだと思いますが、それでもガラスの補修を初めて一発で成功させるのはかなり困難でした。

補修したガラスですが、結局こんな感じで傷が残ってしまいました。
見て分かるように、表面の欠けがかなり大きいので、補修が難しいパターンだったようにも思います。
ということで、個人的には、飛び石によるガラス割れは、DIYで作業せず、整備工場に依頼して修理するのがお勧めです。
整備工場で補修してもらう
補修キットはAmazonで数百円~2,000円程度ですが、今回整備工場に依頼したところ、16,500円でしたので10倍くらいの価格差があります。
とはいえ、プロによる施工で失敗もありませんので、一番安心です。
10万円と100万円の差であれば考えますが、1,650円と16,500円の差であれば、プロに任せた方が良いかと思います。

今回修理対象となった飛び石によるダメージがこちら。
内側に向けて綺麗にヒビが入っています。
フロントガラスにヒビが入った場合、直ちに修理を依頼することをお勧めします。
というのも、時間が経つにつれてヒビに汚れが溜まり綺麗にリペアできなくなったり、気温差や風圧によってヒビが進行する可能性があるためです。
修理を依頼する工場ですが、個人的にはきちんとした施設を有している工場をお勧めします。カーショップなどでも施工してくれますが、経験が浅いスタッフが施工する可能性もあり、やはり信頼できるところに頼むのが良いかと。
私がいつも車の点検を依頼している工場に依頼したところ、ガラスリペアについてはガラス業者の方に外注しているとのとで、専門の方が作業してくれるので安心でした。

リペア後のガラスがこちら。
中心の点のようなものが石が当たった場所で、ヒビは綺麗に消えています。
ガラス表面の凹みは完全には直っていませんが、これだけ綺麗になれば問題無いでしょう。
専門業者に依頼して良かったと思います。
飛び石に当たる確率を下げる走行方法
最後に、飛び石になるべく当たらないようにする走行方法について。
車間距離を取ることと、大型トラックやがれきを積載したトラックなどの後ろにはつかないことです。
あとは、路肩などのあまり車が通らない場所に小石などは溜まりやすいので、中央車線を走るのも効果的かもしれません。
対応方法はこれくらいかなぁ…と思いますが、反対車線から石が飛んでくることもありますし、車間距離を取っていても遠くから飛んでくることもあります。さらには、別の車に当たって跳ねた石がこちらに飛んでくることもあり、やはり飛び石に当たってしまうのは運が悪かったと諦めるしかないようにも思います。
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