StableDiffusion用にBiwin NV7400 4TBを購入してみた

4.5
PCパーツ

AI生成モデルで遊んでいるのですが、イラスト生成のStableDiffusionでは1モデルあたり6GBくらいの容量があり、Civitaiではものすごい勢いで続々と新たなモデルが登場しているので、SSDの容量があっという間に無くなります。20ほどモデルを入れると、それだけで130GBくらい消費してしまいます。

今までは2TBのSSDを使っていましたが、容量がかなり少なくなってきましたので、安くなってきた4TBのSSDを購入してみました。

Biwin NV7400について

購入したのは、Biwinという中国メーカーの、NV7400というSSDです。
容量は4TB、お値段はタイムセールで31,482円でした。

性能などの詳細なレビューは、毎回素晴らしいレビューを投稿されている「ちもろぐ」が詳しいのでそちらをご参照くださいませ。(丸投げ)

Biwin NV7400(4 TB)レビュー:相変わらず “コスパが” 凄まじい「蝉族」SSD | ちもろぐ
中国メーカー「Biwin」が販売してるハイエンド級SSD「NV7400(4 TB版)」を買ってみました。ORICO並に案件を見かける某メーカーです。発売から6ヶ月ちょっとが経過した今も、案件レビューでアピールした性能を提供できているかどうか...

ちもろぐからの引用ですが、メリットとデメリットは以下の通りです。

「Biwin NV7400」のデメリットと弱点
・DRAMキャッシュなし
・素の書き込み性能は平凡
・高負荷時の温度がやや高い
・搭載パーツの一貫性は不透明(メーカー仕様表にパーツ記載なし)

「Biwin NV7400」のメリットと強み
・7000 MB/s超のシーケンシャル性能
・低価格ながらハイエンド級の性能
・空き容量による性能変化が少ない
・かなり速いランダムアクセス速度
・ゲームロード時間が速い
・極めて広大かつ迅速なpSLCキャッシュ
・十分な耐久性(1000 ~ 4000 TBW)
・大容量モデルあり(最大4 TB)
・片面実装で扱いやすい
・5年保証
・コストパフォーマンスが高い

Biwin NV7400を購入する決め手になったのは、以下の点となります。

  • 蝉族SSDを使ったことが無かったので買ってみようと思った
  • 低価格ながらハイエンド級の性能
  • 空き容量による性能変化が少ない

今回は、マザーボードにm.2スロットの空きがないため、PCIe m.2変換アダプタを使用しての取り付けとなります。PCIeスロットがGen3 x4形状ですのでSSDの性能をフルに発揮できず、50%程度の速度となってしまいます。

マザーボード側がPCIe Gen4に対応していれば良かったのですが、B550チップセットはそのあたり簡略化されてますのでしょうがない、といったところです。

蝉族SSDとは

いわゆる「蝉族SSD」といわれる製品のひとつですが、「蝉族」とはHIKSEMIの「FUTURE」シリーズなどのSSDが安価かつ高性能であったことから、HIKSEMIのSEMIをもじって「蝉族」というスラングで呼ばれています。
蝉族SSDは、YMTC(Yangtze Memory Technologies Co.)製の232層3D TLC NANDとMaxio製コントローラー(MAP1602など)を搭載したSSDを指すことが多く、HKSEMI以外にも様々なメーカーから製品がリリースされています。

今回購入したBiwin NV7400も、MAP1602コントローラーと232層3D TLC NANDを組み合わせたSSDとなります。

SSDお勧めメーカー

今回は中国メーカーのSSDを購入しましたが、個人的には、初回購入するのであればWesternDigitalやSamsungなどのメーカーのSSDがお勧めです。
というのも、これらの大手メーカーの製品は品質の良さももちろんありますが、ユーティリティソフトが利用可能なので、既存SSDからのクローンを行う際に別途ソフトを購入しなくて良い、というメリットが大きいです。

Samsung
→Samsung Data Migration(SDM)

Western Digital (WD) / SanDisk
→Acronis True Image for Western Digital

Seagate
→Seagate DiscWizard(Acronis True Imageベース)

Crucial (Micron)
→Acronis True Image for Crucial

Samsungは独自ツールで、その他のメーカーはAcronis True Imageを自社製品専用にカスタマイズしたものが利用可能です。
この手のユーティリティソフトは、起動時に自社製品が取り付けられているかチェックを行いますが、起動後は他社のSSDでも利用可能です。
ですので、お勧めはOS用のドライブに大手メーカーのものを使用し、データ用や今回のような遊び用のSSDは中国メーカーのコスパに優れるものを選ぶ、という手もありです。

手軽にSSDを換装するならクローン用のハードウェアを使うのが一番楽です。

コスパも良く、普通に速いお勧めSSD

4TBで32,000円弱ですので、かなりお買い得かと思います。
1ファイル6GBくらいのファイルを大量にコピーしても速度低下もそれほど無く、快適に利用可能です。
ユーティリティソフトは付属しませんが、価格の安さにも繋がっていますのでこれはこれで「あり」でしょう。

大容量でかつ安価なSSDを探している方にはおすすめかと思います。

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