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Fractal Design Terra にRTX 3090を組み込んでパワフルなゲーミングPCを組む

PCパーツ

デザイン力の高さに定評のある、Fractal Design。気づいたらMood、Torrent Compact、そして今回のレビュー対象のTerraと、3製品を所有しておりました。
飽きの来ないシンプルなデザインと、丁寧な作り込みで長く使うのに最適なPCケースだと思います。
今回は、RTX 3090を利用してPCを組むことにしました。

Terraを使ってPCを組んでみた結論

Terraを使ってPCを組んだ結論は、以下の通りです。

メリット

  • 最大長さ:322 × 高さ:145 × 厚さ:62 mm のハイエンドビデオカードも搭載可能(RTX 5080クラス)
  • 可変するマザーボードプレートを採用、CPUクーラーやビデオカードに合わせて調整可能
  • 奥行き:343 × 幅:153 × 高さ:218 mmというコンパクトサイズ
  • 分厚いアルミの外装&ウッドパネルで高級感のある佇まい

デメリット

  • GPUを組み込む場合は簡易水冷CPUクーラーは使用不可
  • RTX 5090は搭載不可(サイズ的に収まらない)
  • 他社製品に比べて割高(でも圧倒的高品質)

それでは、詳しく確認していきたいと思います。

Terraを選んだ理由

仕事用PCのビデオカードを、RTX 3090からRTX PRO 4500 Blackwellに変更したことにより余ったRTX 3090ですが、VRAMも24GBとそこそこの容量を搭載しているので、AIサーバーマシンとして新たに1台組むことにしました。
奥行き35cmのワイヤーラックに設置するため、RTX 3090が搭載できて、なおかつコンパクト、見た目も美しいPCケースを探したところ、Terraしかない、という状態でした。

今回組むPCのパーツ一式

AI特需の影響でメモリ、SSDの値上がりが激しいため、メモリは余っていたDDR4 16GBを、SSDは512GBのM.2 SSDを使うことでコストを抑えることとしました。
CPUはAI用途であれば低スペックでも十分なのでCore i3をチョイスしています。

CPUintel Core i3 14100FAIサーバー用途なので価格の安いCore i3を選択
マザーボードASUS PRIME H610I-PLUS D4-CSM安価なmini-ITXマザー。DDR4メモリ対応品
ビデオカード玄人志向 GG-RTX3090-E24GB/TPRTX 3090搭載 3スロット厚ビデオカード
CPUクーラーThermalright AXP90-X36高さ36mmというスリムなCPUクーラー
電源ユニットCORSAIR SF750RTX 3090を使うため750W品を選択
SSDSAMSUNG 960 PRO 512GB余っていたSSDを活用
メモリG.SKILL Trident DDR4 16GB余っていたメモリを活用

組み立てる

早速パーツを組み込んでいきたいと思います。

Terraですが、ケース内の容量はかなり少なく、パーツがかなり窮屈に詰め込まれる構造となりますが、側面が大きく開く上にパネルの取り外しも可能なので、狭い隙間に指を入れて作業する必要もなく、組み立てはかなり楽でした。
とてもよく考えられた構造のケースだと思います。

サイドパネルはこのように跳ね上げて開けることが出来ますし、さらに蝶番部分のつまみをスライドしてロックを解除すれば、サイドパネルを取り外すことができます。
どこからでも手を入れて作業することができますので、組み立て難易度はかなり低く、とても作業がしやすいケースです。

Fractal Designのケースの良いところは、とてもわかりやすいマニュアルが附属する点。
このように、ステップ毎に作業する箇所が青く着色されており、マニュアルに従って作業をすれば迷うことはありません。

天板と側板を外した状態のTerra。ここまでむき出しにすることができますので、組み込みはとても楽です。

Terraの最大の特徴が、マザーボードプレートの位置を変更できる点です。
上の写真、左側がGPU側を最大にした場合で、右側がCPU側を最大にした状態です。
GPU側を最大にすれば、最大 62 mmのビデオカードが搭載可能です。62 mmといえば3スロット厚(実質60 mm)まで対応できますので、RTX 5080クラスであれば選択可能な製品はかなり多いと思います。
RTX 5090のFounders Editionであれば収まりますが、国内では販売されていないのが残念なところです。

電源ユニットを取りつける際に悩んだのが、電源ユニットの向き。
RTX 3090はバックプレートの後部側に大きな穴が設けられていて、ビデオカードのクーラーの排気がそのままバックプレートを抜けて排気される仕組みになっています。
Terraにはこの部分に大きな穴が設けられているのですが、電源ユニットのファンをビデオカード側に向けると、ビデオカードの熱い排気を吸い込む形になり、冷却性能が落ちます。
逆に、電源ユニットのファンをケース側に向けると、ケース外のエアーを取り込むことができるので電源ユニットの冷却という点ではメリットがありますが、ビデオカード側の排気が抜けづらくなり、冷却性能が落ちそうです。

今回は、ビデオカードの排気を妨げないよう、電源ユニットのファンをビデオカード側に向けて電源ユニットを設置することにしました。

今回は、以前組んだMoodと同様に、CorsairのSFX規格の電源ユニット、SF750を利用しています。本当はSF850が欲しかったのですが在庫がなく、すぐ届くSF750に変更しました。
TerraもMoodも同様ですが、ケース内容積が狭いPCケースの場合、利用していないケーブルをケース内に押し込む必要がないため、フルモジュラー設計の電源ユニットを利用することをお勧めします。
特にCorsairのSF750/SF850はケーブルもスリムで取り回しがしやく、ケーブルの長さもコンパクトなケースで使うのにちょうど良い長さで、お勧めです。

マザーボードと電源ユニットを搭載した状態。
ケーブルがスパゲッティ状態ですが、最後にまとめて綺麗に仕上げますのでとりあえずはこんな感じで大丈夫です。

ビデオカードを搭載するとこんな感じになります。
今回使っているビデオカードは長さが 317 mmですので、Terraの最大長 322 mmまで5 mmほど余裕がある計算です。
厚さは3スロットですが、まだ0.5スロットくらい余裕がありましたので、3.5スロットくらいならギリギリ収まる可能性がありそうです。

組み終わった状態の左側面となります。
こちらはビデオカードが鎮座することとなります。長めのライザーケーブルでPCI-Eスロットを延長していますが、動作に問題はありませんでした。

上面から見るとこんな感じです。3スロット占有のビデオカードですが、かなり余裕があるのが分かると思います。
マザーボードプレートは6の位置で調整しており、CPU側にも若干の余裕がある状態です。

向かって右側、マザーボード側となります。こちらはマザーボードと電源ユニットが搭載されることとなります。
大型のビデオカードを搭載する場合は、CPUクーラーはできるだけ背丈の低いものを使うのが良いかと思います。

ケースにはPower LEDがありませんので、電源がONになっているかどうか分かりづらいのですが、幸いファンが光るタイプのビデオカードですので、これがPower LED代わりになっています。

奥行き35cmのワイヤーラックの上にちょうどピッタリ収まるサイズです。
フロントパネルは分厚いアルミ材となっており、下部にはウッドパネルが取りつけられている、品の良いデザインです。
天板・側面のパネルも分厚いアルミ板で出来ており、コストがかかっているのが見て分かる作りになっています。
安っぽさは皆無で、Fractalらしい、スッキリしたデザインに収まっています。

最近、Fractalが新製品を出すと、こぞって劣化コピー版のような似たような安価なケースが他社から発売されますが、やはりFractalのケースは値段は高いですが値段に比例するだけの質感の高さがあり、唯一無二、といったポジションを確立している、優れた製品が多いメーカーだと思います。

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