今まで、DNT31型 エクストレイル 20GT エクストリーマーXを愛用していたのですが、20万キロを突破して
- エンジンからのオイル漏れ→吸気系にオイルが入り込んで内部ベタベタな可能性
- 高速走行中にオルタネーター故障→電装系&パワステ全死亡
- オルタネーターを交換するも、オイルがかかって焼き付く(ボンネット内焦げ臭い…)
- 60km/h程度で走行中、カーブを曲がると明らかにフロントから異常な振動が発生
- パワステが重たくなる、というか明らかに効きがおかしい
- エアコン故障
といった不具合が立て続けに出てしまいました。
整備工場で見てもらったところ、とりあえず走る状態で30~50万円くらい、ちゃんと直すなら漏れたオイルがやっかいで、吸気系から最悪エンジンばらす必要があって50万円超える可能性大…ということで、車を買い換えることにしました。
犬を積むのに最適だった、T31系エクストレイル
保護犬を積んであっちこっち走り回るため、以下の条件を満たしている必要があります。
- Lサイズバリケンが2つ並べて積載できること
- リアシートを倒すと完全なフルフラットになること
- 汚れても掃除しやすくウォッシャブルなシート
- あまり大きすぎず、取り回ししやすいサイズ
- ハイブリッドもしくはディーゼル(燃料代安いこと)
- 運転しやすく、疲れにくく、楽しい車
このうち、上の2つが必須条件で、特に難しいのが2つめの”フルフラットになる”という条件。
ミニバンからSUV、軽バンなど、国産車から輸入車いろいろ見て探してきましたが、ほとんどの車がリアシートの背もたれを前に倒すだけの簡易仕様で、床が斜めになった状態にしかならず、完全なフルフラットにはなりません。
ワンタッチで背を倒せるシングルフォールディングシートは使い勝手は良いのですが、ペットを乗せたケージを置くとなると斜めな床ではNGで、完全なるフルフラットである必要があります。
シート座面を跳ね上げてから背を倒すダブルフォールディングシートであればフルフラットになるのですが、手間がかかる方法のため現在では採用している車種は限りなく少ないです。
ということで上記の条件を満たす車が全く存在せず、車選びは難航している状態でした。
こちらはトヨタのTj CRUISER。コンセプトカーなので市販されてませんが、いつ発売になるのか?と質問が絶えないそうです。
そりゃ、こんな素敵レイアウトが実現できるなら欲しいですよ…。まさに理想形。
また、糞尿まみれの保護犬を積んだり、ビビって車の中で粗相してしまったりといろいろなことが起こりますので、室内がウォッシャブルというのはめちゃくちゃ評価点が高いです。
手放したT31エクストレイル、納車2日後にうんちを踏んだ犬が歩き回って、リアシートがうんちまみれになりましたが、防水シートなので洗って綺麗になりました。
これがファブリックだったら…考えたくないですね。
その点、T31型のエクストレイルは上記の条件全てを満たす希少な車でしたので、買い換える候補が見つからないこともあって、長年愛用しておりました。
いくつかの条件を譲ってどうにか選択肢に入るのがホンダのフリード+(次期フリードCROSSTAR)ですが、どうもテンションが上がらないというか、車としてはエクストレイルの方が好きなのよね…という感じ。
次の車が決まらない中、今使っている車が故障してしまったので、急ぎ車を探すことに。
となると方法は2つ。
①次の車が決まるまでのつなぎとしてT31エクストレイルを買う
②フリード+をとりあえず買う
のいずれかしかありません。
そこで、とりあえず両方の選択肢を見据えて、中古車を探すことにしました。
※すぐ汚れるので新車は必要なし
中古のT31型エクストレイルを探す場合の注意点
T31型のエクストレイルですが、さすがに10年以上前の車ですので状態が良い車が少なくなってきています。
エンジンはガソリン2リッターと2.4リッター、あとはディーゼル2リッターですが、台数としては圧倒的にガソリン車の方が多いです。
ディーゼル車は元々台数が少ない上に、軽油でリッター13kmくらい走りますので、中古の人気が高いこともあって価格も高止まりしています。さらに、ここ最近は流通量自体激減しているようで、カーセンサーを見ても走行距離5万km以下だと数台しか選択肢がない状態です。
エクストレイルに限らずSUVは全塗装してオフロード仕立てにした車を時々見かけますが、中には状態が良くない物を塗り直して綺麗にしている場合もあるので要注意。
下回り、錆びもなくて綺麗です!という写真で掲載されていたけども、よく写真を見るとサビで金属パーツの表面が凸凹になっているのを、上からブラックで塗装してごまかしていたり…なんていう車も見ましたので、外見だけで判断しない方が良いです。
中古で探すには、走行距離は少ない方が良いですが少なすぎるとシビアコンディションで状態悪い場合もありそうですし、悩みどころです。
とりあえず、条件は5万km以内としてガソリン、ディーゼル問わず探してみました。
極上のT31エクストレイルを発見
そんなときに見つけたのが、走行距離1.4万キロ台という、超低走行距離の1台。
グレードは2.0 Xtt、ガソリンエンジンでしたが、写真を見る限り状態は良さそうなので、販売店に連絡して見てくることにしました。
実際に見て、販売店の方の話を聞いてきましたが、驚愕したのがなんと日産ディーラーでの半年点検を含む点検を全て受けていて、整備記録も完全に残っている、という点でした。特に半年点検は法定点検でもないので受けていない人も多いので、全てきちんとディーラーで受けて記録が残っているのは凄いと思います。
バッテリーも12,000kmで交換されており、その他オイル類などのメンテナンスも完璧。ちょっとしか乗ってないけど、大切にされている車でした。
さらに、塗装の状態が極上で、おそらくガレージか、マンションの屋内駐車場のような風雨にさらされない環境で保管されていたように思われます。
ディーラーの方も驚くコンディションで、こんな状態が良いT31は滅多にお目にかかれまい…ということで、即決で購入してきました。
11年前の車とは思えないコンディションの良さ
あいにく納車日が雨だったので写真があまり綺麗ではないですが、どのようなコンディションだったかというと…
まずはフロント周り。
飛び石の傷も全くなく、メッキやヘッドライトも新品同様。
下部の樹脂パーツも色あせなく黒い状態を保ってます。
凄いよー!
こちらはリア周り。
途中で雨が降ってきたので濡れてますが…どうです、この綺麗さ。
バンパーとか新品?と見違えるほど状態が良いです。
サイドミラーもこのように新車といってもおかしくないレベル。
飛び石もなく、傷もなく、黒い部分も新車同然。
凄い…
足回り。
もちろんホイールも綺麗でガリ傷も皆無。
タイヤはなんとエクストレイルT31新車装着のダンロップSP SPORT7000…。2005年のタイヤなので今年いっぱいで使い切って買い直すことにします。
エンジンルームもこのように、どえらく綺麗な状態。
右側のエア吸気口のスポンジテープは経年劣化してしまってますが、それ以外は超綺麗。
というかパーツが輝いています。
もちろん、エンジンルーム洗浄とかせずにこの状態です。
驚きの下回り。
さび付いている車も多いのですが、サビなど皆無どころか、新車時の輝きがそのまんま…。
当然室内も綺麗で、こんな感じ。
すごい丁寧に乗られていたんですね…素晴らしい~
ディーラーの方曰く、エクストレイルの中古ってT32よりもT31を熱心に探される方も多いようです。
解りますよー、T32になって中狭くなっちゃいましたし。角張ってるT31の方がデザインも好きです。
ということで極上の1台に出会ってしまったので、再びT31型エクストレイルを乗り続けることになりました。
大切に乗っていきたいと思います。
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