2024年に買って良かったものベスト3を選ぶとしたら、間違いなくリスト入りするのが、Roller Linear Switchesです。
Roller Linear SwitchesはCherry MXの互換キースイッチですが、合計8個のベアリングが取り付けられており、極めてスムーズかつまったくキーがぶれない、とても心地よい打鍵感のキースイッチです。
超お気に入りのRoller Linear Switchesですが、遊舎工房どころかAliExpressでも完売のためか購入できなくなっておりました。
そんな中、同じくボールベアリングを採用した、WS Pearl Switchなるキースイッチが販売されていたので、AliExpressのセールを利用して購入してみました。

届いたキースイッチ。
淡いピンクでガーリーですなぁ…。
さて、手持ちのRoller Linear Switchesとどこが違うのか、見ていきましょう。

まずは上から。
ハウジングも、ステムのキーキャップを取り付けるモールドの形状も、同一といってもいいと思います。

裏側。Roller Linear SwitchesはMaestro 2Sに取り付けるためプラスチックの足を切断していますが、両方とも5ピン仕様です。
ボトムハウジング側も全く同一です。

ボトムハウジングの内側。
唯一異なるのが、ステムの軸を受ける、ボトムハウジング内側の○形状の円柱パーツです。
Roller Linear Switchesは樹脂が薄いのですが、WS Pearl Switchは倍くらい厚手になっています。
このパーツの内側に、軸を受けるベアリングが4つ内蔵されています。
スイッチのプレートは形状・構造ともにまったく同一です。

スプリング。こちらも見た目まったく一緒です。
ボトムアウトフォースは58gfとスペックも同一ですので、似たようなスプリングのように思います。
右側の、WS Pearl Switchのスプリングの方が少し色が濃く、巻きも0.5くらい多いような気がします。
両方ともルブされているスイッチですが、Roller Linear Switchesは白濁した、少し固めのオイルなのですがWS Pearl Switchはクリアでさらさら系のオイルとなっています。

ステムも同一形状のように見えます。
埋め込まれているベアリングの位置も同じですね。

トップハウジングですが、こちらもまったく同一形状です。
ということで、結論としてはWS Pearl SwitchはRoller Linear Switchesとほぼ同一のキースイッチである、ということです。
推測ですが、Roller Linear Switchesの金型を使って、樹脂の色を変更してWuque Studioが製造しているのがWS Pearl Switchのような気がします。
ちなみに、Domikeyのキーキャップを取り付けると、キーによっては押し込んだ状態から戻ってこない、という点もRoller Linear Switches同様でしたので、やっぱりこれ、同一製品ですね。
ということで、現在入手不能なRoller Linear Switchesを探している方は、WS Pearl Switchを購入するのが良いかと思います。
このキースイッチ、とてもなめらかでリニアタイプのキーが好きな方であれば感動すること間違いなしです。
しかし…35個×3セット買ってしまいましたが、Roller Linear Switchesと同じだとすると使い道がありませんね…。
予備で持っておきますか。
購入先は、国内であれば遊舎工房で取り扱いがあります。
1個198円、35個セットで4,620円となります。まあまあお高いスイッチですね。
https://shop.yushakobo.jp/products/10291?variant=50529219117287
AliExpressであれば、セールを狙うとかなり割安で購入できます。
私が購入したタイミングでは2,872円でした。

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