レーザー刻印機のNEJEですが、様々なオプションパーツが販売されています。
今回、5.5Wという出力を誇る、A40630レーザーユニットを購入してみましたので、軽くインプレッションしてみたいと思います。
A40630の切断能力
購入した、AliExpressのサイトに掲載されていた切断能力は下記となります。
4mmまでを1パスで切断できるのはすごいですね…
※刻印速度(ms)は、ドットピッチ0.075mmを基準に計算しています。
素材 | 刻印速度(mm/分) | 刻印速度(ms) | レーザー出力 | 刻印回数 |
---|---|---|---|---|
合板 2mm厚 | 160mm/分 | 1.69ms | 100% | 1パス |
合板 3mm厚 | 120mm/分 | 2.25ms | 100% | 1パス |
合板 4mm厚 | 100mm/分 | 2.70ms | 100% | 1パス |
合板 5mm厚 | 120mm/分 | 2.25ms | 100% | 2パス |
合板 8mm厚 | 120mm/分 | 2.25ms | 100% | 3パス |
合板 18mm厚 | 120mm/分 | 2.25ms | 100% | 8パス |
バーチ材合板 3mm厚 | 240mm/分 | 1.13ms | 100% | 1パス |
MDF 3mm厚 | 120mm/分 | 2.25ms | 100% | 2パス |
MDF 5mm厚 | 120mm/分 | 2.25ms | 100% | 4パス |
MDF 8mm厚 | 120mm/分 | 2.25ms | 100% | 5パス |
黒色アクリル板 3mm厚 | 120mm/分 | 2.25ms | 100% | 2パス |
黒色アクリル板 5mm厚 | 120mm/分 | 2.25ms | 100% | 4パス |
さっそく取り付けてみる
A40630は固定焦点なので、刻印対象物に対し、レーザーモジュール側の位置を変更して対応する必要があります。
そのため、スライド式のマウント(?)がセットになった、Upgrade Kitを購入しました。
左側が標準で付いてきたレーザーモジュール取り付けパーツで、取り付けられているのがスライド式のものです。
スライド式のものは、レンチ1本で左右からがっしり挟み込んで固定できますので、レーザーモジュールの高さを変えたり、モジュールそのものを交換するのがとても楽になります。
このモジュール、届いてびっくりしたのがその巨大さ。
高さこそ3.5Wのものと同じくらいですが、サイズがまるっきり違います。
とはいえ、中身はヒートシンクで空洞になっているので、重量としては20Wモジュールと同じくらいでしょうか。
サンプル刻印
さっそくテストしてみました。
テストに使ったのは、1cm厚のウォールナットです。
Burning Timeを2msに設定して100%出力で試したところ、深いところでは3mm近い刻印が可能でした。
スペック表にある、3mm厚合板 2.25ms 1パスという表記については、それくらいの切断能力はありそうです。
出力が大きいので、厚めの板であっても1パスでサクッと切断出来るのは大きなメリットです。
しかし、出力が高い=燃える範囲も広いということですので、刻印の幅は20Wのモジュールに比べると広くなりがちです。
- 皮などへの繊細な刻印→3.5Wモジュール
- 木材への深めの刻印→20Wモジュール
- 合板やMDFのカット→50Wモジュール
のように使い分けるのがよさそうです。
50Wモジュールも、今では2万円を切って売られていますので、比較的手軽に購入出来るようになりました。
40Wモジュールを2つ内蔵し、プリズムを使ってレーザー光線を合成した80Wモジュール(!)もあるのですが、ACアダプタの許容量を超えそうだったので買いませんでした…
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