エルゴトロンのLXモニターアーム(Amazon向けOEM)を使って机に固定していた、EIZO EV3895ですが、モニターアームといっても可動させるのは取り付け時のみで、あとは常にモニターは固定位置でしたし、モニターが重ためなのでモニターの下にBOSE Companion 3 Series IIのサテライトスピーカーを“モニターの脚”だけの用途で設置していたりと、無駄が多かったのも事実です。
そんなこんなで、モニターはやはり壁掛けだな…という結論に至り、購入したのがこちらの製品になります。
しかし、買ってから商品を確認したところ、中国製というか、安物買いの…というか、少し微妙な感じだったこともあって、こちらの製品は1階に設置してあるテレビを壁掛けにするために使用することにしました。
PCモニター用に使わなかったのは、以下の理由によります。
アームを引き出すと水平を保てない
これ、微妙な角度なので大きめのテレビでは気にならない誤差かもしれませんが、PCモニターを固定すると考えると、無視できない誤差でした。
まずはこちら。壁に取り付けるベース部分を設置した状態。
角度を計測するための水準器も付属しますが、おまけ感半端ないものなので、デジタル水平斜度計TDC-360を使用しました。
0.6度、左側が下がった状態ですが、これで正しい角度です。
というのも…
モニターを固定する金具はちょうど水平の状態。
つまり、モニターを固定する金具と、壁に取り付ける金具が、微妙に水平ではないのです…。
ですので、水平を出すには、壁に取り付ける金具ではなく、モニターに固定する金具側で計測する必要があります。
アームの分そこそこ厚みがある
パンタグラフ状のかなり頑丈なアームがありますので、重たいモニターでもぐらつかないと思います。
反面、壁に押し込んだ状態でも、アームの分モニターが手前に来てしまいます。
PCモニターはできるだけ壁側に押しやりたいので、壁掛け金具は薄い方がベターです。
ということで、もっと簡単な作りの物を使うことにして、こちらはアームが生かせるテレビ用に使うことにしました。
テレビを取り付けてみる
早速、テレビを取り付けます。
VESAマウンタの穴があるテレビであれば壁掛け可能です。
PCモニターは100mmピッチですが、金具は400mmピッチまで対応するものなので、モニターよりも飛び出してしまうと思います。
こんな感じでレールを固定します。
テレビが古いのは、我が家では1年で数回しかテレビを見ないためです。
数回のためにNHK受信料を払っていると考えると…
まあ、災害の時にはお世話になるので良しとしますか。
続いて壁に金具を取り付けます。
壁が石膏ボードで、裏に梁が無い部分だったのですが、石膏ボード用アンカーを使ってしっかりと固定することが出来ました。
※重量のあるテレビの場合はオススメできませんので必ず梁に固定してください。
あとは、水平になるように金具を調整し、レールにテレビ背面に取り付けた金具を引っかけます。
金具が外れて落ちないように、最後に外れるのを防止するためのネジを締めて固定します。
作業としてはこれだけです。
特に難しい作業ではないのですが、やはり水平を出すところがキモでしょうか。
デジタル水平斜度計があるととても便利ですが、このために買うと壁掛け金具よりも高いんですよね…。
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