秋になり、日が暮れるのも早くなってきました。
我が家の庭はドッグランという名のトイレになっているのですが、設置している投光器は位置が低いため芝生に隠れたウンチが見つけづらいことと、隣の家に向いているので夜に点灯すると迷惑になりやすい、という点もあってちょっと使いづらい状態でした。
改善策としては、自宅に向けて高い位置に照明を取り付けることですが、電源ケーブルの配線などを考えると面倒…ということで二の足を踏んでいたのですが、Amazonのプライムセールでソーラーパネル付きのLED街灯が割引になっていたので、購入してみました。
製品について
この街灯の便利な点としては、ソーラーパネル付きなので配線が不要、1800Wの明るさ、リモコンによるON/OFF操作が可能という点になります。
特にソーラーパネルとバッテリーを内蔵しているので、電源の配線が不要なのは設置の自由度が高く便利です。
最大230lm/Wのデュアルチップ5730高輝度LEDを624個(35チップユニット×16、16チップユニット×4)搭載しています。1800WとAmazonには記載がありますが、正直そこまでの光量は無いと思います。(バッテリー的にどう考えても持たない)
バッテリーは6A 3.2Vの32650リン酸鉄リチウムイオン電池を3つ搭載し、1500回の放充電が可能とのことですので、毎日充電→放電を繰り返すと仮定すると、約4年のバッテリー寿命となります。
といっても、最後の方は容量も減っていると思いますので、実質3年程度かな?といった感じでしょうか。
柱に取り付ける根元部分に、人感センサーと主電源ボタンがあります。
取り付ける前に、主電源をONにし、点灯する状態になっているか確認してください。
充電時にはセンサー部分のLEDが点滅します。
裏面は一面ソーラーパネルが貼り付けられています。単結晶シリコンを採用しているので通常のソーラーパネルよりも発電効率が良いということです。
ソーラーパネルの表面はガラスで保護されており、樹脂製ではないので安心です。
樹脂は1年経たずに白濁し、発電効率がかなり落ちてしまいますのでオススメ出来ません。
取付方法などはAmazonの紹介画像がわかりやすいので拝借。日本語が怪しいですが。
50cmの支柱が付属しますが、直径が48.6mmの単管パイプと同一規格になっていますので、この支柱を使わなくても良いのはメリットです。
壁や柱に固定するボルトと壁用のアンカー、リモコン×2が付属します。
街灯の設置方法
街灯を設置する方法ですが、入手しやすい単管パイプを使う事にしました。
5mの単管パイプを利用し、50cm程度地面に埋め、高さ4.5m程度の位置に街灯を設置します。
単管パイプの先には60cm程度の支柱を取り付け、その先に街灯を固定します。支柱ですが、付属のものはボルトで固定するプレートが溶接されていますが、見た目スマートではないので単管パイプを別途購入し、溶接することにしました。
溶接機は以前購入したアーク溶接機を使いましたが、微妙な出力設定ができず、綺麗に溶接できませんでした…が、必要な強度は得られたので大丈夫でしょう。
単管パイプはホームセンターで売られているので購入は楽なのですが、問題は運搬方法です。
ルーフレールが付いている車であれば屋根に載せられるので比較的容易に持って帰れますが、そうではない場合は車を借りるなどの対応が必要かと思います。
全長5.2m弱の車なので、5mの単管パイプなら積んでもはみ出さないので持って帰れるだろう!ということで屋根に積んでみました。
傷つかないようにエアキャップなどを使って包装しています。
単管パイプの先端にはキャップを取り付け、支柱を溶接して取り付けます。
支柱ですが、中に水が溜まらないように接合部の下面に小さい切りかけを入れておきました。
5m近い高さの支柱なので、転倒を防止するために庭の塀を固定している角材に取り付けることにしました。
角材は高さ1.8mあり、地面に専用のアンカーを使って打ち込んでいるので押したり引いたりしてもびくともしません。
角材に取り付ける金具も良いものがなかったので、溶接して作ることにしました。
それにしても溶接が汚いですね…溶接機買い換えるか。
支柱はさび止めを兼ね、油性塗料で着色しました。
支柱に街灯を取り付けるとこんな感じになります。長さ54cm、幅32cmなのでかなり大きいです。
庭に設置してみました。
5m弱なのでかなり高さがあります。2階の窓くらいの高さ、といえばわかりやすいでしょうか。
壁の角材に単管パイプを固定していますので、倒れることはなさそうです。
街灯部分です。
DIYで適当に溶接して作った支柱ですが、まあ、良さげですね。
単管パイプは5mで2,500円程度だったと思います。
1mの単管パイプ、金具、塗料などを諸々買っても5,000円くらいでした。
どのくらい明るいのか、照度チェック
メーカー曰く1800Wと謳っている明るさですが、どのくらい明るいのかテストしてみました。
目視での明るさは、これくらいの印象です。
まぶしい訳ではないですが、犬を遊ばせたり庭を歩き回るには十分な明るさで、街灯としても十分な光量と言えるかと思います。
街灯が庭方向に向いているので、隣家へ直接光が当たってまぶしい!ということはなさそうです。
選べる照明モード
人感センサーが付いており、以下の3パターンを選択可能です。
- 常時消灯、人検出時にON(100%)→検出しなくなったら30秒後に消灯
- 15%で常時点灯、人検出時にON(100%)→検出しなくなったら30秒後に15%で常時点灯
- 日が暮れると常時点灯(100%)、日が出ると消灯
一般的な街灯としての使い方は3になるかと思います。
常時点灯では困る場合などは、1または2の動作モードが便利だと思います。
動作モードの切替はリモコンから行えます。
なお、常時OFFで必要な時にだけONにするモードはありませんのでご注意ください。
そのような場合は1番のモードで使うのが良いと思います。
便利なのが2時間、4時間、6時間のタイマーボタンで、リモコンの2H/4H/6Hボタンを押すと、その時間は常時点灯し、その後15%で常時点灯、人検出時にON(100%)→検出しなくなったら30秒後に15%で常時点灯モード(上記の2)に移行します。
しばらくONにしておきたい時に、消し忘れがなく便利です。
オススメ度:★4.5
街灯の明るさ、ソーラー式なので配線不要、リモコンによる操作可能な点など、製品に関する満足度は★5なのですが、バッテリーの寿命が気になります。
後日取り外しできるように、支柱はコンクリートで固定していませんが、取り外しするのはそこそこ重労働なのでできるだけ長持ちしてほしいところです。
あとは、バッテリーが交換出来るかどうか、というところでしょうか。
32650タイプのバッテリーは単体販売されていますので、最悪ハンダごてとかがあれば対応可能だと思います。
バッテリーの寿命に関しては使用してみないとわかりませんので、なにか変化があった場合はレビューに追記したいと思います。
バッテリーに関する不安を-0.5として、4.5の評価とさせていただきました。
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