我が家は保護犬を含め常時8匹前後の犬がいるので、抜け毛が凄いことになります。(第二種動物取扱業者の登録済みです)
今までは、ダイソンのV7を使用していましたが、ボロボロになってきたので同じくダイソンの掃除機に買い換えてみました。
機種がいろいろあって悩んだのですが、どうせ買うなら最強のハイエンドモデル!ということで、Gen5detect Absoluteを購入してみました。
犬多頭飼育環境での使い勝手について、レビューしてみたいと思います。
さすがハイエンドモデル、付属品多数
最上位機種なだけにヘッドが3種類も付属するほか、スタンドなど多数の付属品がセットになっています。
主な付属品は以下となります。
- 毛絡み防止スクリューツール
- Fluffy Optic™クリーナーヘッド
- Digital Motorbar™クリーナーヘッド
- コンビネーションノズル
- ビルトインコンビネーション隙間ノズル
- Floor Dok™マルチツールホルダー(専用充電ドック)
毛絡み防止スクリューツール

ダイソン自ら「ペットの毛や髪の毛絡みを防止。 すばやく毛を巻き取って吸い取ります。 ベッドや車のシートなどの掃除に最適です。」と宣伝しているのがこちら、毛絡み防止スクリューツール。
長い毛も円錐状のブラシに巻き取られ、絡むことなく吸い取られていく便利ツールです。
ブラシが短く、モーターで高速回転しますのでカーペットやクッションに絡みついた毛でも掻き出してくれるので、車内などの掃除にも最適です。
ただし、ツールの幅が狭いので、部屋の床掃除には適しません。
透明部分のパーツがごそっと取れますので、掃除も簡単。ピンポイントで毛が絡んだクッションなどの掃除に最適なツールです。
Fluffy Optic™クリーナーヘッド

LEDを照射することで床のゴミが見え、掃除しやすいというこちらのヘッド。
主にフローリング掃除用なのですが、我が家では使用しておりません…。というのも、LEDを照射するまでもなく毛だらけの床に、庭で遊んで砂だらけになった犬たちがそのまま家に入ってくることもあって、こんなブラシなんてあっという間に泥だらけで駄目になってしまう為です。
一般家庭では便利そうですが、ヘヴィに汚れている我が家では出番がなさそうです。
Digital Motorbar™クリーナーヘッド

Dyson Gen5detect Absoluteを選んだ理由の一つが、このDigital Motorbar™クリーナーヘッドが付属する点です。
ヘッドにもHair Removal Vanesと書かれているように、毛が絡まないようにブラシ部分に櫛状の突起があり、ブラシに付着した毛が取れるようになっているのです。
こちらのヘッドもモーターが内蔵されており、ガンガン毛を巻き込んで掃除してくれます。便利。

毛が絡まないようにしているのが、この櫛状の突起。ブラシがこの櫛の間を通過することで、ブラシに付着した毛が櫛に引っかかり取れ、そのまま吸われていくことで毛が絡まないようになっています。

しばらく使った後のブラシの状態。
毛をかなり吸い込んでいますが、ブラシに絡みついた毛は皆無です。
櫛状の突起で綺麗に毛が取れているのがわかります。
以前使っていたV7のヘッドにはかなり毛が絡みついていましたので、このヘッドは素晴らしいと思います。

このヘッドですが、先端に赤いパーツがあるのがわかりますでしょうか。
この赤い部分のパーツですが、ヘッド先端にあるスライダーを使って、3段階に高さを調整可能です。
上の写真は、パーツを最大限引っ込めた状態です。

このレバーを使って、開口部分の調整が可能です。
これがどのように便利かと言うと…

こういう、ケージの隙間にある毛って、ヘッドがなかなか吸い取ってくれないときが多いのですが、ヘッド先端のパーツを引っ込めておくことにより、ヘッドの先端部からもゴミを吸い取ってくれるのです。
こういった、ヘッドの吸引エリアの外にあるゴミでも吸引してくれるので素晴らしい!
ただし、先端部からもエアーを吸い込むため、いわば隙間だらけの状態となり密閉度が低下するため、ヘッド直下の吸引力が落ちてしまいます。ヘッド直下の吸引力を最大にしたい場合はこのパーツを閉状態にしておくことで対応が可能です。
この仕組み、とても便利だと思います。
このヘッドですが、V12 Detect Slimには付属していないんですよね…。別途購入するしかないのですが、15,000~20,000円ほどするので、価格的にGen5detect Absoluteと変わらなくなってしまうのです。
V12 Detect Slimに、Fluffy Optic™クリーナーヘッドではなくこちらが付属するセットがあればいいのにな、と思います。
ビルトインコンビネーション隙間ノズル

隙間を掃除する場合、普通の掃除機だとノズルを付け替える必要があるのですが、Dyson Gen5detect Absoluteのパイプ内部には伸縮可能な隙間ノズルがビルトインされており、パイプを外すだけで隙間ノズルを使って掃除ができるギミックがあります。
サッシの凹凸部など、細かいところに入ったゴミを吸い取るときにとても重宝します。
ギミックの分どうしても重たくなってしまうのは致し方ないとしても、便利なギミックです。
Floor Dok™マルチツールホルダー(専用充電ドック)

付属するヘッドを取り付け可能な専用のホルダーが付属します。
自立可能なタイプなので壁に穴を開ける必要がありません。
ただ、それなりに設置面積を専有しますので、置き場所を選ぶという欠点があります。
Dyson Gen5detect Absoluteを使ってみた感想
実際にDyson Gen5detect Absoluteを使ってみて感じたことをまとめてみたいと思います。
重量3.5kg、とにかく重たいので要注意
Digital Motorbar™クリーナーヘッド装着時はなんと3.5kgと、かなり重ための掃除機となります。
前に使っていたDyson V7は2kg弱でしたので、ほぼ倍。
かなりの重量なので女性が片手で使うにはしんどい重さかと思います。
コツはヘッド側に重量を載せ、本体を左右に傾けることで掃除する方向をコントロールすること。自転車やバイクのコーナリングに似た感じです。
とはいえ、段差や隙間の掃除の際は本体を持ち上げることも多く、気軽に掃除!という重量ではないことは確かです。
大容量バッテリー+高性能モーターの組み合わせなので、性能としては比類無き掃除機ではありますが、その分ヘヴィ級なので、量販店などで実際に持ってみることをお勧めします。
バッテリーの持ちは十分
1回の充電で70分使用可能な36V、2500mAhのバッテリーを搭載しています。
さらに、ワンタッチでバッテリーの取り外しが可能なので、スペアバッテリーを用意しておけば隅々まで掃除してもバッテリーが切れることはないと思います。
その前に重量で腕が死にそうですが…
さすがの吸引力
吸引力については文句なしです。
ゴミの量に応じて自動的に吸引力を切り替えてくれますので、ONボタンを押すだけで良いのも、掃除をしていて楽なところです。
犬の毛が絡むことは皆無!すばらしい。
Dysonが徹底的に研究した成果によるヘッドが付属していることもあり、まったくといっていいほど毛が絡みません。
V7の頃は定期的にヘッドに絡んだ髪の毛や犬の毛を取らないといけなかったので、それと比べると雲泥の差です。
ただし、ヘッド先端のローラーの軸にはどうしても毛が絡んでしまいますので、ここは定期的に掃除する必要があります。
重量級の掃除機なので、ヘッドのローラーが固着してしまうと格段に重たく感じます。
ゴミの量が視覚的に見えるのは便利


上は、埃が積もった絨毯に載せて放置した状態のLCD表示。
最初はゴミの量はゲージMAXですが、時間とともに>90μmと>180μmのゴミが減っているのがリアルタイムでわかります。
目に見えないゴミでもメーターに表示されるので、案外汚れているんだなぁ…というのがわかります。
Dyson Gen5detect Absoluteをお勧めするシーン
多少の重さは関係ない、とにかく吸引力最重視!毛が絡まないのも最高!!という掃除機です。
軽い掃除機を求めている方は、真っ先に選択肢から外した方が良いかと思います。
逆に、重量さえ許容範囲内であれば、とても便利な掃除機だと思います。
あとは価格が高いことですが…まあ、いろいろヘッドも付いてくることを考えると妥当かなぁ、という感じもします。
犬の多頭飼育環境ではあっというまにゴミがたまりますので、とにかくパワフルでバッテリーの持続時間も長いDyson Gen5detect Absoluteはとても便利です。
ただ、やっぱり重たいですね…。
重量が気になる方は、Dyson V12 Detect Slim Absoluteの方がお勧めな気がします。
V12 Detect Slim AbsoluteのDigital Motorbar™クリーナーヘッドとは若干異なりますが、毛が絡まないMotorbar™クリーナーヘッドも付属しているV12の最上位セットとなります。
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