シンプルなデザインが秀逸な三菱電機 霧ヶ峰Style FLシリーズ(10畳用)を購入した感想

5.0
電気機器

今まで散々振動と騒音に悩まされていた、仕事部屋に設置しているパナソニックのエオリア エアコン。
7畳間に6畳用のモデルを設置していたのですが、部屋が東、南、西に面していて、屋根を通じての熱も凄い上にPCをフル稼働させていると発熱がひどく、エアコンをフルパワーにしても室温が30℃までしか下がりませんでした。

さすがにこれでは仕事にならないので、10畳用の余力があるモデルに買い換えを決意。
スタンダードモデルで6万円台~プレミアムモデルだと20万円程度とかなり価格帯がばらける10畳用エアコンですが、お掃除機能はいらなかったのと、シンプルなデザインが気に入ったので、三菱電機の霧ヶ峰 Style FLシリーズの10畳用を購入しました。

上のリンクはホワイトモデルですが、ブラック、ホワイト、レッドの3機種がラインナップされています。
自動お掃除機能を搭載していないので、コンパクトかつ四角いスタイリッシュなデザインで、他のエアコンとは一線を画すモデルです。

フラップは左右分割タイプで、円弧を描く独自形状の匠フラップで気流をコントロールしてくれます。
今までのエオリアはダイレクトに風が当たって寒い時がありましたが、霧ヶ峰FLシリーズでは肌寒さを感じません。気流のコントロールが上手な証だと思います。

三菱電機と言えばムーブアイ。「人の位置」、「人の数」、「エリアごとの床温度」などを自動検出して効率よくエアコンを調整してくれます。
動作する際にはセンサーが飛び出して、電源OFF時は格納されるので見た目もシンプルです。

三菱電機のロゴですが、ブラックモデルは濃いグレーでロゴが入っており、目立たずに良い感じです。
こういうデザインに優れたエアコンって少ないですよね。あまり売れないんでしょうか。

さて、最重要な室外機を見ていきます。
ファンは3枚ブレードなので、パナソニックのエオリアのように振動に悩まされることはなさそう。
実際、設置・動作させたところ防振ゲルダンパーが無くても頭痛が発生するような振動・騒音は発生しませんでした。
最初からこれ買っておけば良かったのでは…

ファンのグリルは樹脂では無く金属メッシュとなります。
開口率が高く、風が通りやすいデザインですし、割れることもないので好感が持てます。
樹脂製だと割れますし、なによりも強度を高めると開口率が下がって風の通りが悪くなりますからね。
異物が入らなければ良いわけで、こういった金属のシンプルなもので良いのです。

室外機の重量が増したので、一番重量がかかる右手前には、適性荷重8.5~12.5kgのMN10を取り付けましたが、かなり潰れてますね…。
左側はMN5のままで、右奥はMN7になります。(MN10が1個しか在庫がなかった)

ゲルダンパーだけだとかなり室外機が揺れますので、揺れ防止のために余っていたエアーダンパーを中央に挟んでみました。
これが結構良い感じで、そこそこの強度で固定しつつも、ゲルダンパーの動作の邪魔はしていないようです。

壁掛け金具が壁に接する部分、こちらも重量が増したのでエアダンパーを2個セットにして取り付けました。
アルミのLアングルを使って2つのエアダンパーを連結しています。
左側はエアダンパー1個で大丈夫でした。

室外機の振動ですが、元々かなり少ない部類と思われます。
ダンパーを設置しなくても、不快な振動や騒音はありませんでした。
ダンパーを設置したところ、完全に振動はシャットアウトされ、快適そのものです。

冷房能力については以前のエアコンの1.5倍はパワフルですので、良い感じで部屋が冷えています。
部屋の温度は低く保たれていますが、エオリアような肌寒さではなく、適度に涼しくて過ごしやすい感じです。
今までは効くときは寒くて、昼間はどれだけパワーを上げても室内で汗をかくくらい暑い状態でしたので、かなり快適になりました。素晴らしい…
ムーブアイによる気流コントロールの上手さかと思います。細かい気流と温度コントロールは、やはり上級機種だけあって優れています。

霧ヶ峰 Style FLシリーズですが、10畳モデルは今まで16万円程度でしたが24年7月末から急に値下がり、今では12万を切る金額まで値下がっています。
Zシリーズのようなプレミアムモデルと比べると少し機能が劣りますが、シンプルなデザインで、ハイエンドシリーズの流れを汲む機能も搭載していますので、優秀なモデルだと思います。

なによりもデザインがシンプルで好感が持てます。
少し古めの製品になりますが、エアコンって毎年モデルチェンジする割にはあまり中身変わらないことも多いので、そこまで気にすることはないかと思います。
とりあえず、買って正解だったと思えるエアコンでした。

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