車を構成する、マニュアルトランスミッション、ディファレンシャルギア、サスペンション、ステアリングシステムなどの基本的な構造を理解するのにめちゃくちゃわかりやすいのが、エレキットのレトロフォーミュラ MR-9137です。
いわゆるプラモデルなのですが、接着剤不要で簡単に組み立て出来るので、お手軽に製作可能です。
前後ダブルウィッシュボーン方式のサスペンションに4速MT(もちろんリバース付き!)で、ハンドルを回すとフロントタイアのステアリングも動作します。
動力はモーターですが、動作時はV8エンジンのピストンが上下し、クランクシャフトも回るギミック付き。
自分で組み立てるので構造がとてもわかりやすく、MTトランスミッション含めよくこれだけのサイズに収めたと思います。しかも超丁寧なマニュアルも附属するので組みやすさはとても簡単。
大人でも楽しめる、自動車の構造を理解するのにとてもお勧めのキットです。
Amazonのほか、いくつか購入可能なサイトのリンクを貼っておきます。
エレキット公式サイト
https://www.elekit.co.jp/product/MR-9137
エレキットストア
https://www.elekit-store.com/view/item/000000005948
ヨドバシカメラ(現時点で予約終了)
https://www.yodobashi.com/product/100000001009443820

リアのサスペンションまわり。
ショックアブソーバーは透明パーツで中のスプリングが見えるようになっています。
このキット、中身のメカが見えるようになっていてとても工夫されています。

4速マニュアル変速機。左側の透明な部分にはモーターが入ります。
これ、シフトノブが付いていて、ちゃんと4速変速可能で、カチッ、カチッと小気味よくシフト操作できちゃいます。
もちろんニュートラルにすることも出来るので、MT車で駐車する際に1速にギアを入れておく理由なんかもちゃんと理解できます。凄い。

こちらはフロントのサスペンションまわり。
ステアリング機構ももちろん組み込まれており、ハンドルと連動します。

前後の足回りと、ミッション部分です。
これにエンジンパーツを組み立てれば主要パーツの組み立ては完了、部品同士を繋げてボディをかぶせれば完成です。

エンジンを載せ、完成したシャーシ。
エンジンのピストンはちゃんとクランクシャフトに繋がっていて、モーターの回転に合わせて上下に動きます。
運転席にどどーんと鎮座しているのが、トランスミッションです。

ボディは青色なのですが、樹脂の色が均一ではなく濃淡があったり、なんかチープな感じの色なのでボディをマツダのソウルレッドで塗装してみました。
上からクリアーコートをかけて仕上げたので、ピカピカになりました。
ノーズはそのままだと穴が空いているだけなので、シルバーで塗装してから黒で着色したメッシュを埋め込んでみました。
ちょっとした加工をするだけで雰囲気が変わるので楽しいです。

フロントから。
ちゃんと自動車の形をしていますが、中身のメカも実際の車同様に作り込まれています。
このサイズによく納めたなぁ…と思います。
作業する際に、よく切れるニッパーは必須です。



















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