洗車を楽にするアイテム、IK Foam PRO 2+ アイケイ フォームプロ2プラス 蓄圧式ポンプスプレーを使ってわかったメリットと注意点

その他

全長 5,385mm × 全幅 1,930mm × 全高 1,930mmという、アルファードを優に上回るボディサイズを誇るミニバン…というかミニバスのメルセデスベンツ Vクラス ロング。
こいつを洗うのに、なにか楽して綺麗になる良い方法はないものか…と思って探していたところ見つけた、蓄圧式ポンプスプレー。
これを使ってカーシャンプーを泡状にして吹き付けてやれば、あとはウォッシンググローブで汚れを落として水で洗い流すだけ!
ケルヒャーの高圧洗浄機も考えたのですが、なかなかにお値段が高いこともあって、手軽に使える蓄圧式ポンプスプレーを購入しました。

購入した洗車道具一式

洗車するにあたり、以下の道具を一式購入してみました。

IK Foam PRO 2+

いろいろ悩んだ結果購入したのが、フォームプロ2 プラス。
フォームプロ2との違いは、エアーコンプレッサーに対応している点。これ、極めて重要です。
使ってみてわかったのですが、指定の3気圧まで加圧するのは手作業では絶対にやりたくないですね…。
エアーコンプレッサーを持っていない方は、一緒に買うことをオススメします。

私はマキタのMP180DZを持っていたのでこれを使用しましたが、これから買う方はUSB充電式のコンパクトなものがあるので、オススメです。
グローブボックスに入れておけるくらい小さいので、使い終わったあと車に積んでおけば、空気圧が減ったときでもすぐに空気を充填することが出来ます。

マジフォーム スノーフォーム カーシャンプー

フォーム用のカーシャンプー。
プロ用と初心者用がありますが、違いがわからないので、とりあえずプロ用を購入。
何が違うんでしょう。
1本で4回程度洗車が可能でしたので、1回当たり600円程度です。といってもVクラスは前述の通りボディサイズが大きいので、一般的な乗用車であれば6回程度は洗車出来ると思います。

洗車用ミトン

シュアラスターのものが良さそうでしたが、値段が高いのでこちらを購入。
使ってみたところ、かなりふかふかしていて良い品でした。

拭き取り用クロス

クロスはこちらのプラスセーヌをチョイス。
吸水力であれば大判のもので良さそうなのがいろいろありますが、こちらのプラスセーヌを昔から使っていることと、窓ガラスの内側を拭くのに使うと、拭き痕もまったくなく、超綺麗になるのでお気に入りなのです。

さて、一式届いたので早速洗車の準備です。

フォームプロ2 プラスのセッティングをする

まず、購入したフォームプロ2 プラスに、エアーコンプレッサー用のノズルを取り付けます。
六角レンチでキャップを外し、ノズルを取り付け、六角レンチを使って適度に締め付けて固定します。
本体が樹脂製なので、あまり締め付けるとネジ山が壊れると思うので、手で回せないくらいでOKです。

続いて、噴射部のミキサーを選択します。
ミキサーを交換することで、フォームの水分量を調整可能で、洗車用には赤のミキサーがオススメとのことでした。

ミキサーの違いは中にあいている穴の径で、緑<灰<赤の順で穴が太くなります。
穴が太いと通過する液剤の量が増え、フォームの水分が多くなるという仕組みのようです。

ミキサーはこのようにキャップ部分に取り付けられています。
まっすぐ引っ張ると抜けるので、交換も簡単です。

さて、それでは洗車してみましょう。

アイケイ フォームプロ2プラスを使って洗車してみる

液剤を用意する

まず、フォームプロ2 プラスのタンクに水を入れます。
説明書には2/3くらいまで水を入れるように書かれてますが、半分程度まで入れることをお勧めします。
というのも、水を入れすぎると圧縮空気がほとんど入らず、あっという間にスプレーが息切れしてしまいます。(タンクの空いた部分に圧縮空気を貯めますので、水が多いと空気が貯められない)

水を入れた後、マジフォームを適当に入れます。
水に対して10%程度を入れるのが良いとのことです。
あとは、フォームをスプレーした際の泡立ちやたれ具合を見つつ、濃度を調整するのが良いかと思います。

とりあえず、マジフォームを入れたところ、こんな感じの色になりました。

コンプレッサーを使って蓄圧する

エアーコンプレッサーをノズルに繋ぎ、空気圧を300kPaに設定、トリガーを引いてエアーを入れていきます。
フォームプロ2 プラスは一定の気圧以上になるとリリースバルブが作動して空気を逃がすようになってますので、リリースバルブが動作するまで空気を入れていきます。

リリースバルブが浮いているのがわかるでしょうか。
この状態になれば、蓄圧は完了です。

試しに手動でポンプを上下させて蓄圧させてみましたが…これ、絶対にやりたくないです。
というわけで、エアーコンプレッサーをセットで揃えるのを強くお勧めします。

フォームをスプレーする

ハンドルにあるボタンを押して、フォームをスプレーしていきます。
実際に使っているところを動画にしてみました。

ミキサーは赤を使っていますが、細かい泡がスプレーされているのがわかると思います。
水分が多いので、そのままミトングローブを使って洗車が可能です。

とりあえずVクラスロングのボディ側面全体にスプレーしてみました。
泡の状態がまばらですが、これは水分量が多い赤いミキサーを使っているためです。
マジフォームと組み合わせる場合、灰色のミキサーを使うと泡立ちも良く、スプレーしても泡がボディにしっかり残った状態になるので良さそうでした。

ボディ片面をスプレーするのに、蓄圧3回、液剤はタンクに1/2まで入れたものを3/4程度使用、という状態です。
蓄圧を頻繁に繰り返すことになりますので、重ねて言いますが、エアーコンプレッサーは必須です。
エアーコンプレッサーに対応していないフォームプロ2は買わない方が良いです…。

スプレーしたあとは、数分おいてボディから汚れが浮いてきたタイミングで、ミトングローブで細かい部分の汚れを落としつつ、水で洗い流して洗車完了です。
外国車はブレーキダストを盛大に出すので、特に白いボディだと汚れが目立ちます。
細かいフォームで汚れを浮かしてくれるので、ミトングローブでさっと拭くだけで綺麗に汚れが落ちます。

虫が付着した部分も、少しこすれば汚れが落ちましたので、かなり洗車は楽になりました。
しつこい虫汚れは、洗車の前にリピカ虫取りクリーナーを使っておくと綺麗に取れます。

使ってみた感想

高圧洗浄機の代わりになるか、と言われると使い方が違うので代わりにはなりませんが、フォームプロ2 プラスがあると、洗車が圧倒的に楽に、しかも楽しくなります。
いろいろ試した結果、ミキサーは標準の灰が良さそうで、写真よりももう少し密度の高い泡ができるようになりました。

フォーム吹きつけ後、汚れがたまっているところから黒い液が垂れてくるところがあり、汚れが落ちているのが実感できます。
ミトングローブで軽く洗った後、シャワーで洗い流せば洗車完了です。

シャワーで流す際に、扇型に水が出るシャワーヘッドがあると便利です。
私はタカギのG1135BKを使っていますが、90cm弱の長さがあり、かつノズル先端の角度を変えられますので、ボディー下回りの掃除なども出来て便利です。
水の勢いもかなり強く、扇状にすればボディに残ったフォームを洗い流すのも簡単です。

購入する時の注意点としては、エアーコンプレッサー対応のフォームプロ2 プラスを買え、これに尽きます。

液剤の無い部分に蓄圧しますので、液剤を減らせばそれだけスプレーする時間は長くなります。
しかし、液剤を作り直す頻度が増えてしまいます。
液剤を多くすれば作り直しは減りますが、蓄圧できるエアー量が減りますので、あっという間に息切れしてしまいます。
個人的にバランスが良いと思ったのは、タンクの半分くらいまで液剤をいれて使う方法です。

ただし、この方法でも、車体の片面にスプレーするのに3回蓄圧が必要でした。
手動で蓄圧しながらの洗車は考えられないですね…洗車で楽するためにポンプで汗をかく羽目になります。
というわけで、エアーコンプレッサー対応のフォームプロ2 プラスと、エアーコンプレッサーは必須といえるでしょう。
エアーコンプレッサー非対応のフォームプロ2を間違っても買わないように…。

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