Amazonのプライムセールで安くなっていた、高儀 EARTH MAN 替刃式 電気かんな PLA-110。
お値段なんと3,980円ですよ…。
激安の電気かんなですが、どれくらい実用に耐えるのか、軽くテストしてみました。
手動かんなと電気かんなの違い
まずは、簡単に手動かんなと電気かんなの違いを。
手動かんなは、本体から飛び出ている刃の分だけ、木材を削ります。
削る厚さは刃の出っ張りで調整します。
電気かんなは、内部で刃が付いたドラムが回転していて、刃よりも前の部分の高さで削る厚さを調整します。
極端に言うと、電気かんなは刃の前後で段差があり、そのまま置くと斜めになります。
この違いをきちんと扱えるかが、電気かんなが使えるかどうかの大きなポイントになります。
上の図で、黄色の矢印の部分が、削る対象に押し当てる部分となります。
この部分をきちんと押さえて、電気かんなを平行にしてスライドさせると、ドラムが表面を削っていきます。
このとき、押さえるのが弱いと斜めになったり、同じ部分を削ったりして綺麗に仕上がりません。
なお、削る部分の終端では、電気かんなの後ろの部分に力を入れ、刃が板から完全に出るまで水平にスライドさせてください。
PLA-110で木を削ってみる
実験に使ったのは、75mmの赤松の角材です。
削る前はこんな感じで、かなり荒い仕上がりです。
削る厚さは0.2mm単位で調整可能ですが、メモリの中間にすれば、0.1mmのようにすることも可能です。
ある程度綺麗に仕上がってきたら、0.1mm程度で仕上げすることをおすすめします。
PLA-110で仕上げた面がこちら。綺麗に平滑が出ています。
これだけ綺麗に仕上がるのであれば、4千円はお買い得でしょう。
電気工具の中では使い方にコツがいる電気かんなですが、手でかんながけするよりは遙かに楽ですので、おすすめです。
ただ、膨大な削りかすが出ますので、集塵袋はちゃんと取り付けておきましょう。
評価
4,000円弱のかんなでこれだけ綺麗に削れるのであれば、お買い得かと思います。
ただし、慣れないと段差ができまくってしまうので、最初は端材などで練習するのが良いかと思います。
値段相応の部分もありますが、慣れても広い面積の木材を綺麗に削るのは結構難しいです。
もう少し使いやすいと良かったような気もします。
このため、★3.5の評価としました。
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