庭をドッグランに改造。犬の脱走対策としてDIYで柵を嵩増ししてみる

DIY

我が家の庭はドッグランという名の犬のトイレになっているのですが、1m程度の柵なんて犬は簡単に飛び越えてしまいますので、脱走対策に嵩増しすることにしました。

嵩増し前の壁…というか柵。
よくあるスチールフェンスで、高さは80cmくらいでしょうか。
この高さでは犬に逃げてくださいと言っているようなもので、小型犬でもよじ登って逃げますし、中型犬なんかはそのまま飛び越えられる高さです。
経験上一番怖いのは体重10~15kgくらいの中型犬で、本気で脱走しようとする犬はこれくらいの柵なんてあって無きようなものです。逆に大型犬は体が重たいのでよじ登るのが大変なのか、中型犬よりも扱いは楽です。

業者に見積もりを取ったところ、100~120万円!ということで、DIYで嵩増しすることにしました。

幸い、車にルーフバーを取り付けていたので、加工に便利な12ftの1×4材と支柱の柱を大量に購入してきました。
走行中に崩れないように、しっかりと結ぶ必要があります。上記の写真は固定途中のもので、このあとバンドでしっかりとルーフバーに固定します。

防腐剤を塗る

まずは木材に防腐剤を塗っていきます。
使用したのはキシラデコールという防腐剤。
油性と水性があり、木材を保護する方法が異なります。油性は木材に防腐剤がしみこむことで保護しますので、表面は木材のマットな感じになります。
水性は特殊な皮膜で木材の表面を覆うことで水分が内部に入ることを防止します。少し光沢のある仕上がりになります。2×4材のように、表面をプレナー加工してある木材にはとても塗りやすいです。
今回は水性を使うことにしました。ちょっとお高い防腐剤ですが、使いやすいのでお勧めです。

支柱を地面に打ち込み、柱を取り付ける

支柱は80×80mmの柱を使用します。
柵の高さは180cmになるようにしました。

このような金具を地面に打ち込み、柱を固定します。
上の商品は74mmまでの支柱用ですが、ホームセンターに80mm用のものが売られていたので、それを使うこととしました。

地面に金具を打ち込む際は、掛矢が必須です。
掛矢とは巨大なハンマーのようなもので、プラスチックでできているので金物や杭を打ち込むのに便利です。

1×4の板を取り付け、柵を完成させる

支柱を取り付けたら、1×4の板を取り付けていきます。
取り付ける際は、スリムビスという細いビスを使うと木材が割れづらいです。

こんな感じでどんどん組み立てていきます。

組み立てが終わった状態。
柱の打ち込みと板の取り付けに、だいたい2~3日くらいといったところです。

扉のメッシュフェンスの嵩上げ

扉部分が低いとそこから逃げてしまいますので、嵩上げします。
使用するのはアルミのLアングルとメッシュネット。
Lアングルを扉に固定し、切断したメッシュネットを取り付けます。
メッシュネットの切断面にはゴムキャップを付けて安全に配慮します。
アルミの扉にアングルを固定する際は、ドリルネジというものを使うと便利です。

嵩上げしたアルミドア。
高さは柵と同じ180cmとしています。

ドアの下の隙間から脱走しないように、アルミ板を取り付けて隙間を塞ぎます。

コンクリート塀の嵩上げ

コンクリートブロックの上も嵩上げして犬が逃げないようにします。
コンクリートブロックに固定するタイプの支柱金具を取り付けます。

このような金具をコンクリートブロックに固定し、支柱を取り付けます。

施工するとこんな感じになります。

内側に、ソーラーパネル付きの照明を取り付けてみました。

費用

支柱、金具などを購入して、トータルで20万円くらいだったと思います。
とにかく大量の1×4材が必要でしたので、そこそこの価格になってしまいましたが、業者に頼むよりは圧倒的に安価に仕上がりました。
スチールフェンスよりも見た目も良く、満足感は高いDIYでした。

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