XDUOOのTA-10Rの真空管を、おそらくMullard製のECC82/12AU7に差し替えてみる

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真空管アンプなんだから、せっかくなので管を交換してみないとね!
ということでポチった、TEONEXの真空管。NOS品で3,000円でした。

あまり聞いたことがないTEONEXですが、イギリスの会社になります。といっても真空管メーカーではなく販売業者となります。
真空管が衰退しメーカーが工場を閉鎖しはじめた1969年頃以降に、TEONEXなどの企業が数多く出現し、残りの在庫をメーカーから購入して自社の名前で再ブランド化して販売していました。

というわけで製造元不明の真空管なのですが、TEONEXがイギリスの会社であることから、イギリスないし調達が容易なヨーロッパメーカーのものではないかと踏んで購入したのが、このECC82/12AU7です。

メーカー特定の手がかりは、リング状のゲッターと折り返し部分に●状の穴が空いたプレート。
プレートは淡いグレーではしご状のモールドとなっています。
プレートをマイカに固定する部分の突起は角丸ではく断ち落とされた形状になっており、プレート側の保持部分は短いのが特徴です。
この●状の穴はかなり珍しく、RCAをはじめとするアメリカ製の12AU7ではなさそうです。

いろいろ調べた結果、一番可能性が高そうなのが英国Mullad製のECC82、ノーマルラダープレートで、上記の特徴が全て一致します。
というわけで、おそらくMullardだろう、ということで勝手に決めました。
3,000円でMullardのNOS品が買えたのであれば、お買い得かと思います。

早速TA-10Rに取り付けてみました。
ロゴが反対側を向いてしまいましたが、TEONEXのロゴだしいいや~
MullardやTELEFUNKENとかだったら正面を向いていてほしいところです(単なるミーハー)

さて、音質ですが、標準の12AU7に比べるとさらに中域に豊かさが出ると同時に、標準の12AU7で気になっていたカサカサという印象の乾燥気味な高域がいくぶんマイルドになりました。
MoonDrop Cosmoと組み合わせるなら断然こちらの方が相性が良いですね。

というわけでしばらくはこの12AU7で使い倒してみようと思います。

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