大柄なボディで大量に積載できるメルセデス・ベンツVクラス(W447)、とても便利で愛用しています。
ただ、段差を乗り越えたりとボディが揺れる際に発生する「ギシギシ」というスライドドアのきしみ音が気になっていましたので、対策を行ってみました。
スライドドアのきしみ音を解決するには、2つのアイテムがオススメです。
アイテム①:ゴムブッシュ交換
スライドドアの後方上側に取り付けられているゴムブッシュですが、経年劣化で潰れてしまい、ボディとの間に遊びが出来てしまうと、スライドドアが動いてしまうためにきしみ音が発生してしまうようです。
このパーツの交換は簡単で、工具は不要、手で回してゴムを取り外し、新品に交換するだけ。
これだけの作業で嘘のようにきしみ音が少なくなります。
パーツコードは、A4479980300です。
1個入りなので左右ドア用に2個必要になります。
メルセデス・ベンツのディーラーでも注文できるようですが、ネットで購入できるパーツスペシャリスト山口で購入しました。
パーツスペシャリスト山口 | 輸入車・外車パーツショップ(通販) パーツスペシャリスト山口 (parts-spyamaguchi.co.jp)
無料見積もりから必要事項を記入すると見積書を送ってくれますので、代金を支払ってあとは届くのを待つだけ。
左右2個で954円、送料700円で税込1819円でした。
取り外したゴムブッシュ。
スプリング状になっていますが、ボディの穴にはめてからくるくると回転させることで取り付けが可能です。
見事に潰れて変形してる上に、ゴム自体も堅くなっていて、これでは振動吸収は期待できません。
こちらは新品のブッシュ。
ドーム形状がしっかりしており、厚さも違います。
取り付ける場所はここ、スライドドア後方の上部にあります。
手で簡単に回せますので交換は1分程度で可能です。
びびり音が止まない場合は、ブッシュを回して高さを調整すると良いかと思います。
アイテム②:ガイドキャッチャーのアップグレード
ドアが閉まった際に、ぴったりと位置が合うようにガイドが付いているのですが、その受け側のパーツを交換します。
具体的には、以下のパーツになります。
この凹みにドア側の突起が収まることで、ドアが固定されます。
このパーツの名称が不明なのですが、とりあえずガイドキャッチャーとしておきます。
このパーツ、AliExpressできしみ音対策用の改良品(サードパーティー製のため非純正)が販売されています。
ラバーリングとガイドブロックの2種類がありますので、4pcs Upgradedを選択してください。
中国からの発送で、1週間~10日ほどで届くと思います。
このパーツ、どういう物かというと、単に純正品より2mm程度長さが長いだけです。
右のグリスまみれになっているのが純正品、左がアップグレード品です。
アップグレード品の方が、高さがあるのがわかりますでしょうか。
アップグレード品に交換したのがこちら。
交換はマイナスドライバで押し込んで回すだけなので、簡単に作業可能です。
ドライバを使わなくて手で回しても作業できますが、面倒なのでドライバはあったほうがいいです。
純正にくらべ、ガイドキャッチャーが2mm程度手前に飛び出しているのが解りますでしょうか。
ガイドキャッチャーが手前に出ることで確実にドアのガイドをキャッチし、揺れを少なくする仕組みのようです。
ガイドキャッチャーはスプリングで前後するように出来ていますので、飛び出ている分には問題ありません。
アイテム③:ラバーリング追加
ドアを閉めた際に②のキャッチャーにはまるドアの突起ですが、ここに取り付けるラバーリングが販売されていましたので、試しに取り付けてみました。
取り付けるとこんな感じになります。
効果のほどは、このパーツ単体では???という感じですが、②のガイドキャッチャーとセットで売られていることが多いので、両方組み合わせるのがベストなんでしょう、たぶん。
3つのパーツを交換することで、きしみ音はほぼ皆無に
3つのパーツを交換したところ、ドアのきしみ音はほぼ解消され、快適になりました。
3つとも買っても1万円もかかりませんし、誰でもできる簡単作業で交換出来ますのでオススメです。
ガイドキャッチャーはAliExpressから購入しないといけないのがネックですが、AliExpress、国内の通販サイトと使い勝手はあまり変わらないので比較的容易に購入可能です。
ドアのきしみ音で悩んでいる方、上記パーツの交換、オススメですよ。
コメント
ガイドキャッチャーを購入しました。
元々ついているガイドキャッチャーの外し方を教えてもらえますか。
マイナスドライバーを突っ込みましたが噛まず回りません…。
穴にマイナスドライバーを突っ込んで押し込んでください。
スプリングが入っているので奥に引っ込みますので、その状態でドライバーを回して、キャッチャー自体を回転させます。
少し回転させるとそれ以上は回らなくなりますので、ドライバーを引き抜くとキャッチャー自体が手前に出てきますので、手でつまんで引っこ抜けば取り外し可能です。
キャッチャー側の、ドライバー用の溝がかなり大きいので、大きめのドライバーを使ってください。
小さいものだと噛まないと思います。
大きめのドライバーでできました。
ありがとうございました。
様子を見ようと思います。
うちのW447ですが、
普通に走っている時やハンドルを切った時に
ミシミシ等の異音がして困っています…。
また何か参考にできそうな事例があれば
教えてもらえるとありがたいです。