RazerのBasilisk V3 Proをガラスマウスパッド、Razer Atlasと組み合わせて使っています。
ガラスマウスパッドと相性がいいソールって何が良いのだろう?といろいろ試してみましたので、備忘録代わりにメモしておきたいと思います。
マウスのソールで悩むのは、接地点が少ない方がいいのか、多い方が良いのか、という点。
マウス標準のソールは、最近の傾向?だと面積が広く、接地圧を分散するタイプが多いように思います。
ただし、接地面が広いということは抵抗を生む場所も増えるように思いますので、メリット・デメリット共にありそうな感じ。
これとは対照的なのが、Ark1のような「点」のソール。接地面が極小なので抵抗は少ないように思います。
ただし、接地面が少ないということは消耗が激しく、特にガラス製マウスパッドだとすぐに減ってしまいます。
新品時と消耗時のフィーリングがかなり異なるのも、点で接するソールの特徴かもしれません。
ガラスマウスパッドと相性が良いマウスソールとは
今のところ、マウスソールの素材としてはPTFE(フッ素樹脂)または強化ガラスのどちらかが主流かと思います。ただし、強化ガラスのマウスソールはガラスマウスパッドでは使用できませんので、実質選択肢はPTFEのみ、という状況です。
では、PTFE製のマウスソールでどれを買えばよいのか?という疑問が生じます。
果たして同じPTFE製でもメーカーによって差があるのか…ということで、いくつかのマウスソールを試してみました。
Arc1汎用版
まずは、点で接する円形の汎用ソールとして人気のあるArc1汎用版。6個程度貼り付けて使用しますので、40個入っていると6回くらいは交換できますのでコスパは良いです。
素材はPTFEなのですべすべ。
取り付け時は超快適ですが、接地面が少ないため、ソールに汚れが付くとフィーリングが大幅に変化します。また、硬いゴミが挟まると、ガラスを擦るような反応がありかなり気になります。
消耗もやはり早く、快適な状態を維持する場合、月1回くらいの頻度で交換する方が良いように思いました。
操作時の感覚は乾燥している感じで、マウス移動時の音もシャーっという感じの、割と高めの音がします。
Hasaku マウスソール 汎用 6mm
こちらも汎用の丸形ソール。
個数も40個とArc1汎用版とまったく同じです。
使用感ですが、ぶっちゃけArc1汎用版とほぼ変わりません。貼り付けた直後のフィーリングはArc1汎用版よりもスピード重視系かな?と感じましたが、誤差の範囲でしょう。
耐摩耗性も同程度ですが、摩耗した際の滑りはArc1汎用版よりも少し良いような気がします。
Arc1汎用版よりも安価ですし、個人的にはこちらの方がお勧めといえます。
GRAPHT Razer Basilisk V3 Pro専用PTFE マウスソール
続いてはBasilisk V3 Pro専用の交換用ソール。
こちらもPTFEなのですべすべです。
専用設計なので、マウス底面にぴったりくっつきます。
滑りの良さはArk1新品時>GRAPHT>Ark1消耗時といった感じ。
Ark1は消耗したときの挙動変化が大きいのですが、GRAPHTは設置面積も広いため、そこまで大きな感覚の変化はありません。
特徴的なのがマウス移動時のフィーリングで、しっとり、という言葉がぴったりです。
音も圧倒的に静かで、Ark1のような騒々しさはありません。
strogia ガラスマウスパッド専用マウスソール
国産PTFE素材を利用した、ガラスマウスパッド専用を謳うソール。
硬めのPTFE素材で、さらさらした感触です。
粒が5mmと小さいこともあって、装着後の滑りはかなり良好。
ただ、ちょっと硬めなので好みが分かれるような気もします。
ちょっと厚めの0.7mm。
私の場合は1回に5粒使用しますので、4回交換可能な計算です。
ちょっと高めかな…
マウス下部の、U字になった部分にぴったりはまるサイズなのが嬉しいですね。
6mmのソールを貼っていたノリが残ってしまってますので、サイズの差がわかるかと。
たった1mmの違いですが、かなり小さく感じます。
QSPEC プロ仕様マウスソール
プロ仕様とは?という気もしますが、たぶん5mm 6mm 7mmのサイズ違いがセットになっているので、好きなサイズを貼ることで思い通りのマウス操作を…みたいな感じでしょうか。
Basilisk Proは後方のソールが細長く、6mmのものだとカットしないといけないので、5mmが付属するのはありがたいところ。
ソールの他に、どうみても爪ヤスリなソール剥がしツールが付属します。
箱に入っていて、高級感はありますね。
サイズが5mm 6mm 7mmそれぞれ15粒付属します。
私の場合はそれぞれ2粒ずつ使いましたので、7回は交換できる計算です。
3種類のサイズをすべて同数使って貼り付けると、無駄なく利用できます。
ソールの表面にはビニールシートが貼られていますので、使用前に剥がしましょう。
爪で軽くひっかけば楽に剥がせます。
他のソールと違って、かなり光沢度合いが高いソールです。
こんな感じで、親指部分に7mm、先端に6mm、終端に5mmをそれぞれ2個貼り付けました。
使用感ですが、明らかに他のソールとは異なります。
一言でいえばしっとり。乾燥したような擦れる音ではなく、潤滑剤を塗布したようなしっとり感のソールで、圧倒的に抵抗感が少ないです。
今まで試した中では一番滑りが良いと感じました。
あとは、耐久性がどうか、という点が気になりますので、しばらくこのソールを使ってみようかと思います。
今のところ、一番のお勧めソールといえます。
ESPTIGER マウスソール ICE 汎用版
とにかく滑ると評判だったソールです。
40粒で1500円超と、少しお高め。
サイズは少し大きめの7mmとなります。
他のPTFEソールと比べると、少し透明度が高い印象。
合計4箇所に貼り付けてみました。
1mmサイズが違うだけで、だいぶ印象が異なります。
使い始めた直後のフィーリングは、とにかくしっとりとよく滑る。
確かに滑りやすさはピカイチで、今まで最高の滑りだったQSPEC プロ仕様マウスソールと同程度という印象です。
柔らかめのソールのためか、擦れたような音もせず、マウス操作時の音も静かです。
これは良い!と思ったのですが、1週間程度使用した際の滑りやすさはQSPEC プロ仕様マウスソールの方が上で、極上の滑り心地を味わえる期間が短めなような気がします。
確かに他の製品と比べても滑りやすさは1ランク上ですが、価格を考えるとQSPEC プロ仕様マウスソールの方がお勧めかなぁ…。
マウスソール、結局何が良いのか?
同じPTFE素材を使ったマウスソールですが、中には明確な差がある製品もあります。
特にQSPEC プロ仕様マウスソールは他のソールとは全く異なる操作感です。
マウスソールの滑りやすさを維持するためには、マウスソールの消耗度と汚れの付着防止の2点が重要と言えます。
というのも、布やウレタンなどの柔らかいマウスパッドと異なりガラスマウスパッドは硬く凹みませんので、マウスソールと接する箇所がとても狭く、ソールの摩耗や汚れの付着による抵抗増加がダイレクトに操作感に影響するためです。さらに、マウスパッドがガラスで硬いため、マウスソールに与えるダメージも大きく、特に汎用ソールはかなりの速度で摩耗します。
布などのマウスパッドであれば若干表面が凹みますので、ソール全体で接するため、ソールの一部に汚れが付いていてもあまり操作感に影響はありません。
丸形の汎用ソールは専用設計のソールに比べてマウスパッドと接する箇所が少ないため、摩耗も激しく、汚れの付着による操作感の変動の影響も大きいと感じます。
我が家は犬を飼っていることもあり、埃などを噛んでしまうとガリッとした感触が残り、好ましくありません。
机の上にアームレスト代わりにタオルを置いておき、たまにマウスをタオルの上にこすりつけて掃除することでクリーンな状態を保つようにしています。
※夏は半袖なので、ガラスのデスクとの間に汗が残るのが嫌なのでタオルをおいています。
その点、専用設計のソールは接地面が広めなので摩耗および汚れの付着による操作感の変動は汎用ソールよりは少ない印象です。
ただし、接地面が大きい=抵抗増加に繋がりますので、汎用ソールを5~6個貼り付けた際の超快適感はありません。
というわけで、お勧めとしては
・頻繁に交換して快適さを求めるなら丸形汎用ソールを高頻度で交換する
・静かさ、しっとりさがほしいなら専用設計ソール(純正含む)
という感じです。
丸形汎用ソールは摩耗具合による挙動変化が大きいので、快適な操作感を求めるなら、頻繁に交換することをお勧めします。
4ヶ月ほど使ったArk1。
だいぶ削れて平たくなっているのが解ると思います。これくらいになると操作感もかなり変わりますので、交換をお勧めします。
コメント
なんか趣旨変わってませんか??
選択肢を増やして複数製品の比較に変更してみました。
といっても、PTFEしか実質選択肢がないのであまり幅が出ないんですよね…