仕事で使っているPCのCドライブには、WesternDigitalのSN850 1TBを使用していたのですが、容量が残りわずかという状態になったので、2TBのSSDに乗り換えることに。
SSD自体はいろいろ迷ったものの、とりあえずSamsungのPRO買っておけば問題無いだろう、ということで値段もこなれてきた990 PRO 2TBを購入。
問題は、どうやってSSDのクローンを行うか、ということ。
一番楽なのは空いているm.2スロットにSSDを取り付けて、SSDクローニングソフトを使うことですが、前にSATAのクローン機能付きクレードルが便利だったので、NVMe SSD対応のクローン機能付きクレードルを購入してみました。
Amazonではいろいろなクレードルが販売されていますが、センチュリーのものを購入した理由は、SSDを水平に挿せる、という点。
NVMeのSSDは発熱が多いものも多く、クローン中にサーマルスロットリングが発動しないように冷却したいところ。
水平にSSDを挿せる当製品であれば、上に冷却ファンを置けて便利では?ということが決め手になりました。
水平にSSDを挿せるので、SSD用ではない汎用ヒートシンクをとりあえず置いて放熱する、みたいな使い方も出来ますし。
購入した裸族のどれで~もステーション&クローンの付属品一式。
本体、説明書、USB-C to USB-Cケーブル、USB-C to USB-Aケーブル、SSD固定用ゴム×3、ACアダプタになります。
このクレードル、コピー先はNVMeのSSDのみ利用可能ですが、コピー元はm.2 SSD(NVMeおよびSATA)、SATA HDD(2.5インチおよび3.5インチ)、SATA SSDに対応しています。
容量はコピー元≦コピー先である必要がありますので、コピー先の方が容量が小さい場合は不可となります。
ソース(コピー元)ディスクをSATA/NVMeに切り替えるスイッチは奥の側面にあります。
そのほかはUSB-C端子、電源ボタン、ACアダプタのコネクタとなります。
それでは、早速SSDをクローンしていきたいと思います。
SSDはこのように付属の固定用ゴムを使って取り付けます。
ゴムをクレードルの穴に差し込み、SSDを取り付ける場合はゴムを横に倒してSSDを差し込みます。
アナログな方法ですが、クレードルにSSDを固定するのは一時的な作業時のみですし、ネジ止めよりも便利です。
SSDを取り付けた状態。
コピー元はWestern DigitalのSN850 1TB、ターゲットはSamsung 990 PRO 2TBとなります。
コピー中、SSDが熱くならないように上にファンを乗せて冷却することにしました。
水平にSSDを取り付ける方法なのでこういった事も可能です。
SSDを立てて取り付けるクレードルでも風を当てることは可能ですが、こちらの方が上にヒートシンクを置いたりとか出来るので、使い勝手は良いと思います。
コピーが完了すると、進捗インジケーターが全て点灯になります。
電源を切って、SSDを取り外してPCにセットすれば、作業完了です。
セクター単位でコピーしますので、Windows OSの起動ドライブでもそのままコピー可能です。
ただし、パーティションサイズはコピー元のドライブそのままとなりますので、パーティション編集ソフトウェアで領域を拡張する必要があります。
パーティションを編集するには専用のツールを使うのが便利ですが、個人的にお勧めなのはAcronis True Imageなどのツールが利用できる、Western Digital、SeagateなどのメーカーのSSDを使う事です。(Seagateの場合はDiskWizard)
SamsungのSSDも、Magicianユーティリティでパーティション編集が可能なようです。
今回は、EaseUS Partition Managerを利用することにしました。
クローンしたSSDはこのような状態で、未割り当て領域が931.51GBとなっており、1TB SSDのパーティション情報のままとなっています。
Cドライブのパーティションサイズを広げれば作業完了。
これで、空き容量を気にせずPCを使えるようになりました。
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