初代アーロンチェアから、最新のリマスタードに乗り換えて解ったこと

その他

初代アーロンチェアを、日本発売の翌年(1995年)に購入し今まで使ってきましたが、座面は破れ、ガスダンパーはへたり、がたつきも多くなり…と満身創痍になりました。
ハーマンミラーに修理に出せば綺麗になって戻ってきますが、もう少し足すとリマスタードの中古が買えてしまうので、えいやっと最新のリマスタードに買い換えてみました。

リマスタードに乗り換えて感じたことを簡単にメモしておきます。

座り心地はソフトだけども弾力が増し、別物に

座面の張力が部分ごとに調整されているリマスタード。座面の素材も変更になり、座った感じはソフトなんですが要所要所でキチッとホールドされるので、座り心地は向上しています。
初代に比べると弾力が増した気がしますが、初代の座面が劣化して伸びていただけかもしれません…。

かなりメッシュが細かくなった座面。
相変わらず衣類の埃が下に落ちて、椅子の上に積もるアーロンチェアーの“あるある”も健在です…

座面先端のウレタンスポンジが無くなって加水分解のリスクが皆無に

座面先端に入っているスポンジですが、これが加水分解してボロボロになるのはアーロンチェアーの宿命?とも言える現象でした。
ただ、私が使っていた初代モデルはまったく加水分解しなかったので、おそらく途中で素材が変更になり、変更後のものが加水分解しやすいものと思います。

リマスタードでは設計の見直しで、先端部分のスポンジが無くなったので、加水分解で崩壊するリスクは無くなりました。

新設計のランバーサポートは主張はないけどしっかりホールド

完全に新設計になったランバーサポート。
前に使っていた初代は、ツチノコ形状の初代でしたので、大幅に進化です。
背もたれに寄りかかっても、ランバーサポートが背中を押す感覚は少なく違和感はありません。
しかし、しっかりとサポートしてくれるので、腰に優しい作りになっています。
以前のランバーサポートは一点で背中を押していたので、かなり“押されている感”がありましたが、とても自然になりました。

社外品のヘッドレストも装着可能

初代アーロンチェアーには社外品のヘッドレストを使っていましたが、リマスタードでも問題無く取り付け可能です。
ただし、メッシュの素材が違いますので、少し違和感はありますが…。

大幅に軽くなったベース部分

以前は金属製でかなり重量があったベースですが、リマスタードでは樹脂製になって大幅に軽量化されています。
設置場所まで持って移動する際に、これはとてもありがたい変更です。
樹脂製になっても剛性が減った感じはまったくありません。

大幅に変更になった操作方法

従来モデルはレバーでしたが、回転式のノブに変更になりました。
1つのノブに前傾チルトと通常のチルトが組み合わさっているのでシンプルです。
ただ、従来モデルは前傾チルトは前、チルトは後ろにレバーがあって違和感なく操作できましたが、同軸ノブなので少し慣れが必要です。

買い換えた感想

30年近く使用したアーロンチェアーからの買い換えでしたが、細かいところが凄く進化していて、使い勝手は格段に向上しています。
従来モデルが問題無く使える状態であればあえて買い換える必要は無いと思いますが、壊れて買い換える場合などは、ちょっとお金を出してもリマスタードにするのがお勧めな気がします。

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