グレア(光沢)パネルのモバイルモニターにノングレアフィルムを貼って使いやすくしてみる

PC周辺機器

先日購入した有機ELパネルを採用したCuviewのPI-X11ですが、発色は有機ELパネルだけあってとても綺麗で、タッチ機能も便利で言うことなしなのですが、唯一の不満はグレアパネルという点。
盛大に映り込むのでやはり業務で使っていて気になってしまいます。

ということで、ノングレアフィルムを貼ってみることにしました。

お勧めのノングレアフィルム

ノングレアフィルムで重要なのは、貼ったことで見づらくならない、という点に限ります。
ノングレアフィルムの表面は凹凸があるため、悲惨なフィルムだと文字がぼけるようになってしまい見づらいことこの上ありません。また、透過率が低いともやがかかったような、はっきりしない映像になってしまいます。

ということで、透過率が良く、貼ってもギラギラしたりぼけたりしないフィルムを選ぶのが重要です。
とはいっても難しいのが、実際に買ってみないと分からない、という点でしょう。
施工の難易度についてはどの製品も似たようなものなので、気合いで埃が入らないように貼るのみです。

今までかなりの種類のフィルムを試してきましたが、しっくりくる製品になかなか出会えなかったのですが、先日購入したLOE(ロエ)のスーパーAGフィルムがとても良い製品でしたので、お勧めです。

個人的にイチオシなLOE 日本製 スーパーAGフィルム

この製品の良いところは、透過率90%と高い上、貼ってもギラつきなどは皆無でとても自然な表現で、さらにフッ素コートされていますので表面が極めてサラサラ、という点です。
また、フィルムが柔らかいので貼り付けも比較的容易です。

注意点としては、フィルムが柔らかいためカットすると切断箇所が浮きやすい、という点です。
自力でカットせず、合ったサイズのものを買うようにしましょう。
サイズは13種類もラインナップされていますので、大抵のサイズは見つかると思います。

フィルムの他に、埃取り用のフィルム×2、施工時の埃取りテープ、スキージー、ウェットタイプの洗浄シート、仕上げクロスとなります。
スキージーも入っていますが、指で施工した方が綺麗に貼れますので、私は使用していません。

CuviewのPI-X11はパネルよりも一回り大きなガラス面となっていますので、最初はガラス面全てをカバーする一回り大きなものを購入し、カットして貼ってみたのですが、縁の浮きがどうしても発生してしまうため、14インチのフィルムを買い直して施工しなおしました。

貼り付けたのがこちら。パネル部分にぴったり合うように貼るためには、モニターを映した状態で角を決めるのがお勧めです。フィルムが1mm程度小さいサイズになっていますので、位置決めは慎重に行ってください。

イマイチだったHOGOTECH ノングレアフィルム

評価の高かったこちらのフィルムも購入してみましたが、LOAのフィルムを比べると雲泥の差というか、フィルムは硬く、同じ透過率だとは考えられないような画質の差(うっすら白濁する)がありましたので、フィルムとしては圧倒的にLOA製がお勧めです。

埃・気泡が入らずにフィルムを綺麗に貼る方法

埃が入らないように、風呂場などで作業すると良いという情報をよく見かけますが、個人的には、一番慣れた机の上での作業がお勧めです。
ただし、風があると埃が落ちてきたりしますので、エアコンは風が当たらないようにし、窓などは全て閉め、ドアも閉めておくと良いです。

風呂場だと確かに埃は少ないのですが、1mm未満の細かい位置調整などを行うには作業に適した姿勢が取れないので、作業がとてもしづらいのです。また、作業の際に明かりが足りないので、手元に明かりを用意できる机の上の方がとても見やすいです。

埃が付着した場合ですが、フィルムに付属するダストリムーバーよりも、マスキングテープを使うことを圧倒的にお勧めします。ダストリムーバーは画面に貼り付けると強度がありすぎて剥がしづらい、剥がす際に糊が微妙に残るといった使いづらさがあります。
マスキングテープは綺麗に剥がせますし、絶妙な接着力で画面やフィルムの吸着面に付いた埃も綺麗に除去できます。

貼り付け方法ですが、まずフィルムの粘着面の保護シートを半分以上一気に剥がします。続いて左上または左下の位置を決め、指先で押さえます。
そのままフィルムを動かし、左側の残りの角を決めて、シートの左側の辺をモニターに吸着させます。

この状態で残りの保護シートを全て剥がし、指を使って少しずつシートを貼っていきます。その際、気泡にならないように、指を動かしてシートが綺麗に張り付くように気をつけてください。

保護フィルムを半分残し、剥がした方を貼ってから残りの保護フィルムを剥がす方法もありますが、経験上、保護フィルムを剥がす際に埃が落ちやすいので、お勧めしません。

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