CHERRYの赤軸を採用した、テンキー付きコンパクトキーボード、ARCHISS Maestro2S AS-KBM02/LRGBAWP

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PC周辺機器

キーボードは長年富士通高見沢コンポーネントのFMV-KB311と東プレの初代RealForce 106を使っていましたが、Windowsキーのショートカットが使えない(そもそもWindowsキーが無い)と不便になってきたこともあり、買い換えたのがこのMaestro 2Sです。

キーボードの選定にあたって重視したポイント

キーボードの買い換えにあたり、条件としたのは以下の点となります。

  • メカニカルスイッチ
  • テンキー有り(数値入力はやはりテンキーに勝る物なし)
  • テンキー有りで、しかもコンパクトサイズ
  • コンパクトサイズに収めるための独自配列キーは出来れば少ない方が良い
  • 標準キーボードと同一のキーピッチ

メカニカルスイッチ

最近はゲーミングキーボードなどで高品質なキーボードが求められることも多いようで、独自のメカニカルスイッチを採用した製品も見かけるようになってきました。
買い換えるにあたって、メカニカルキーは必須としましたが、その中でも最もメジャーとも言えるCHERRY製のスイッチを採用したキーボードにすることにしました。

CHERRY製のスイッチは様々な種類がありますが、一番好みに合っていたのが、赤軸でした。メカニカルといえば青軸が有名ですが、今まで使っていた2モデルともメンブレンなので、軽くてスコッと入力できるキーボードが好みなんですよね。
ただ、赤軸は底付き感が明確な反面、打鍵音もそこそこ出ますので、職場用には静音赤軸のものを別途購入しています。
同じ赤軸ですが、静音赤軸は音を消すためのクッション材が入ってますので、底付き感はやはり赤軸の方が「ピタッ」と止まる明確さがあり、好みです。

テンキー有り

数字を入力する際には、やはりテンキーはあった方が良いです。
ということで、テンキーは必須としました。

コンパクトサイズ

コンパクトサイズなキーボードといえば、やはりテンキーレスでしょう。
しかし、テンキーは必須としたので、テンキーレスキーボードは選択肢からは除外となります。
そうなると、独自配列のキーボードか、あるいはキー自体が小型のもののどちらか、となります。
この時点でだいぶ選択肢が狭くなってきます…

独自配列キーは少ない方がよい

コンパクトに収めるために独自配列としているキーボードもありますが、元々フルサイズのものをコンパクトに縮める訳で、どうしても配列に無理が出てくることが多いです。
多用するキーが違う場所にあるとかなり厄介なので、出来るだけフルキーボードに近いレイアウトが理想です。
この独自配列は、各社かなり知恵を絞り出しているところでもあります。

標準キーボードと同一のキーピッチ

キーピッチが異なると誤入力が格段に増えますので、これは必須の条件です。

…と様々な条件を出しましたが、これをすべて満たすキーボードがあるのか…という状態に。
しかし、探せばあるのです。それが、今回購入したARCHISSのMaestro 2Sです。

ARCHISS Maestro2Sについて

フルキーボードと同じキーピッチ、テンキー有りなのにテンキーレスサイズ。机の上に置くのにちょうど良い大きさで、しかもCHERRY MXの各軸をラインナップに取りそろえているというこだわりよう。
まさに、コンパクトキーボードの完成形といっても良いキーボードだと思います。

形状が異なるキートップに交換可能。

ESCキーはARCHISSのロゴの入った赤いキーになっていますが、通常のESCキーも交換用として付属してきます。
また、背面のディップスイッチでキー割り当てを変更可能で、そのための交換用のキートップまで付属。
さらに細かいこだわりとして、CapsLockキーおよびキー配置交換時のCtrlキーが、押し間違いの少ない、キーの途中で段差があるタイプ(右側が一段下がっているもの)が付属します。

CapsLockキーを、段差のあるタイプに変更

CapsLockを段差のあるタイプに、ESCを通常タイプに交換した状態です。
押し間違いが少なくなるこのタイプのキートップは好みです。

キー配列の変更が可能

キー配列の変更が可能で、そのための交換用キートップも付属します。
コントロールキーが、Aの左に持ってこれるのは、嬉しい方も多そうな気がします。

Windowsキー無効状態

ゲーム中に邪魔になるWindowsキーを無効にすることも可能です。
[FN]+[Win]キーを押すとWindowsキーが無効になり、スペースキーの下に赤紫色のLEDが点灯します。

そのほか、

  • 摩耗に強い昇華印刷採用
  • macOS風配列最適化モード
  • キー入力の切替・制限等に便利なDIPスイッチ付き
  • PCゲーム使用時に便利な機能(キーロック、USB Nキーロールオーバー、マルチメディアファンクション)
  • パワフルなARMベースMCU搭載
  • USB-C変換アダプタを標準バンドル

といった特徴もあるのですが、詳しくはメーカーのサイトなどでご確認ください…。

梨地仕上げの光沢化を防ぐために

人によって違いはあると思いますが、私の場合、ゲームをしているとどうしても親指がスペースキーの下に置きっぱなしになり、そこだけ梨地仕上げのケースが擦れて凹凸が少なくなり、光沢が出てきてしまいます。
そのような状況にならないように、ラッピングフィルムを貼って摩耗を防ぐことにしています。

ラッピングフィルムで摩耗を防止


木目シートを貼っているのですが、北欧な感じになって相性は良い感じです。
ラッピングフィルムであれば劣化したらすぐに剥がせますし、安価なのでおすすめです。

評価

フルサイズキーボードの使い勝手をなるべく損なわず、コンパクトキーボードに仕上げたレイアウトは秀逸です。
唯一の欠点は、NumLockの上がDeleteなので、たまに間違ってNumLockが消えていることくらいでしょうか。
CHERRY MX採用のキーボードとしては金額も妥当な範囲だと思います。
他に代替の無い製品なだけに、★5の評価とさせていただきました。

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