仕事用としても最強マウス! RAZER BASILISK V3 PROのレビュー

PC周辺機器

今までsteelseries AEROX5 Wirelessを使っていましたが、ホイールを回転させていると時々逆方向にスクロールする症状が発生して、めっちゃ使いづらくなってしまいました・・・。
保証期間内なので交換対応中(グローバルとメールでやりとり→USサイトから無料クーポンを利用して購入になるらしい)なのですが、不便なのは勘弁・・・ということで新たにマウスを購入しました。

購入したのは、RAZERのBASILISK V3 PRO。
1週間くらい使ってみましたが、とても便利なマウスなので、さらっとレビューしてみたいと思います。

仕事でゲーミングマウスを使うメリット

steelseries AEROX5 Wirelessを選んだのも同様の理由なのですが、ゲーミングマウスはシビアなゲーミング時の操作性に最大限の配慮がされており、豊富なマクロ機能、軽量、高精度センサー搭載等の特徴があります。
ライティング機能もありますが、これは仕事で使うには重要ではないですね・・・。

これらの特徴は仕事で使うときにもとても便利で、
・マクロ機能→仕事で使うショートカットをあらかじめ登録!
・軽量→長時間マウスを使っていても手首に負担にならない!
・高精度センサー→正確なトラッキングでストレスがない!
というメリットがあります。

今まではロジクールの最上位マウス至上主義というか、MX Masterシリーズなどを使い続けていましたが、手首が痛くなってきたこともあってAEROX5 Wirelessに乗り換えた結果、それ以来重たいマウスは使えなくなってしまいました。
軽量マウス、最高です。

RAZER BASILISK V3 PROの特徴

では、RAZER BASILISK V3 PROについて詳しく見ていきたいと思います。

大きすぎず、小さすぎない。ちょうど良いホールド感

サイズとしては、見た目はSteelseries AEROX5 Wirelessと同じくらいのサイズですが持ってみると意外に小ぶりというか、手のひらにあたる部分の盛り上がりが低めなので、一回り小さく感じます。
右手専用デザインで、親指を置く突起部分もありますので、ホールド感は良好。

気になるのは、親指部分のゴムパーツで、この手のパーツって使っていると擦れて痛んでくる、べたつきが出てくるなど劣化が気になることが多いのですが、これについては1年くらい使い込んで見ないと解りません。

ボタンの配置はどれも無理が無く、親指部分にあるボタンも、Steelseries AEROX5 Wirelessよりは圧倒的に使いやすい位置にあるので、便利に使えそうです。
このボタン、標準では押しているとDPIが一時的に下がる機能が割り当てられていますが、これがかなり便利です。
というのも、スクリーンショットを撮影したりする際、微妙なカーソル調整が必要になるのですが、その作業がとても楽になります。

RAZER HYPERSCROLL チルトホイールが超便利

マウスを探していた際に、最も重要視していたのが、重量とホイールです。
というのも、Steelseries AEROX5 Wirelessは軽くて便利だったのですが、ホイールがクリック感のあるモードのみとなっています。重量のことを考えると仕方ないとは思いますが、仕事で使っていると、手動式のフリースピン切り替えボタンがあると便利なのにな・・・と思うことが多々ありました。

ゲーミングマウスでホイールのモードを切り替えられるものはかなり限られるのですが、RAZER BASILISK PROはなんとスクロールの早さでホイールのモードを切り替え可能なRAZER HYPERSCROLL チルトホイールを備えています。

これ、凄く便利です。

動きとしては、ホイールを低速回転させるとラチェットモードになり、コリコリという感触が残りますが、高速回転させると自動的にフリースピンモードに切り替わります。
MX Masterなどのホイールと同等の機能なのですが、MX Masterではラチェットモード時に少し「遊び」があり、タクタイルの凹凸と画面のスクロールが微妙にズレている印象でした。
しかし、RAZER HYPERSCROLL チルトホイールはとても完成度が高く、ラチェットモード(RAZERではタクタイルサイクリングモード)では自動切替ホイールとは思えないリニアさでしっかりと凹凸の通り画面を操作でき、フリースピンからラチェットモードへ移行する時は、カチャっという小気味よい動作音と共にしっかりとホイールを捉え、モードが瞬時に切り替わります。

最新のMX Master 3sのMagSpeed電磁気スクロールホイールは使ったことがないので解りませんが、少なくとも、MX Masterのホイールよりも圧倒的に完成度は上だと思います。

やはり、仕事で使うマウスには、フリースピンモードは必須のような気がします・・・。

重量は112gと少し重めだけど、許容範囲内

RAZER BASILISK V3 PROの重量は112gと、少し重ためです。
今まで使っていたSteelseries AEROX5 Wirelessの74gと比べると約40gも差があり、持つとかなりの重量差を感じます。
とはいえ、LogicoolのMX Master 3sは141gもありますので、30gの差はかなりデカいです。
滑りやすいソールと、マウスパッドが非常に滑りやすいものを使っていることもあり、操作時の手首にかかる負担は十分許容範囲内です。

個人的には、長い時間使うマウスは110g台が限度で、出来れば100g未満くらいが理想な感じです。

充電は3~4日に1回は必要か

バッテリー持続時間はカタログスペックでは最大90時間となっていますが、おそらく省電力設定時のものだと思います。
私の環境では、ポーリングレート500Hz(125/500/1000から選択)、ライティング20%の設定で約4日程度利用可能です。1日10~12時間くらい使いますので、50時間弱、といったところでしょうか。

ポーリングレートを125Hzに落とす、あるいはライティングをカットするなどの省エネにすればもっと持つと思いますが、高性能マウスなだけに、ある程度の性能は維持したいところです。
ポーリングレートは125Hzと500Hzではかなり差がありますので、500にして使っています。500Hzと1000Hzではあまり差が無いように思います。(FPSなどはやらないので)

選べる接続方式

2.4MHzのHyperSpeed Wireless、Bluetooth、有線接続の3種類から選択可能です。
フルに機能を生かすのであれば、HyperSpeed Wirelessでの接続がオススメですし、90時間の駆動時間もHyperSpeed利用時のものらしいので、こちらの方がバッテリーが持つのかもしれません。

ノートパソコンなどで持ち歩いて使うには、USBドングルを差し込む手間が不要な上にUSBポートも占有しない分、Bluetooth接続が便利かと思います。

ライティングは控えめでセンス良し

今時のゲーミングマウスらしく、RGBのLEDが内蔵されており、様々な発光パターンを設定可能です。
LEDはマウス表面のロゴの他、ホイール、マウスの裏側の縁部分が光りますが、間接照明的な光り方をするのでセンスが良いです。

ワイヤレス充電対応のWireless Charging Puckでさらに便利に

RAZER BASILISK PROには、オプションでQi 認証ワイヤレス充電器を利用して充電できる、Wireless Charging Puckがラインナップされています。
日本ではチャージ用スタンドとのセット品のみが販売されているようですが、USのサイトからWireless Charging Puckのみ購入が可能です。
送料は900円、Fedexで5日ほどで到着しました。

左側がWireless Charging Puckで、右側がダミーの蓋です。Wireless Charging Puckを装着した状態で、ワイヤレス充電器にマウスを載せると、充電される仕組みです。
試しに、Anker 315 Wireless Chargerの上にマウスを載せてみましたが、問題無く充電が出来ていました。

ケーブルを繋ぐよりも、マウスを使わないときに充電器の上に載せるだけで充電できるのは便利ですし、物理接触と違って接点が汚れることで充電されない、といったトラブルも回避出来るのですこぶる便利です。

なによりも、ラインナップ豊富なQi認証のワイヤレス充電器が使えるのがメリットでしょう。

25,000円前後とかなり高額なのがネックか

このように、すこぶる便利な要素しか無いRAZER BASILISK PROですが、ネックなのはそのお値段。
マウスだけで24,000~26,000円程度で、Wireless Charging Puckを併せて買うと30,000円くらいする超高額マウスとなります。
LogicoolのMX Master 3sが2台買える値段です・・・。

使い勝手ではまったく死角がないマウスなだけにとてもオススメなのですが、正直この値段をマウスに・・・となると、躊躇してしまうことも多そうです。
といっても、やはりストレス無い操作性は仕事の効率にも直結してきますので、長時間使うマウスなだけに、お気に入りのものを選びたいところ。

高いと思うか安いと思うかはその人判断ですが、私の個人的印象としては、3万円出しても買ったかいがあった、といえるマウスだと思います。

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