ホワイトボードに罫線を引こうと思って探してたどり着いたのが、この“トレセン”。おそらく線が取れる(剥がせる)のでトレセンなのかな?と思います。
線引きテープを使う手もありますが、テープの断面にクリーナーのゴミなどが付着したり、剥がれたりすることを考えて、線引き塗料を使うことにしました。

トレセンを使うと、こんな感じでパキッとした線を綺麗に引くことができます。
樹脂系塗料(顔料)で粘性があり、乾くとゴムのようになるので剥がせるという特徴があります。
ただし、綺麗に線を引くにはコツが必要な商品でもあります。
定規とマスキングテープは必須アイテム
トレセンを使って綺麗に線を引くには、マスキングテープと、引きたい線の長さ以上の定規を用意しましょう。
線は一気に最後まで引く必要があるので、短い定規では途中で線の角度や太さが変わったり、ズレたりしてしまうので綺麗に線が引けません。
線を引く前に、線の始点・終点となるホワイトボードの縁にマスキングテープを貼ります。
トレセンで線を引く際に、容器を指で押して塗料を出すのですが、最初と最後は線の太さが均一になりません。マスキングテープを使うことで吐出量が安定しない部分をマスクし、ホワイトボードに均一な線を引くことが可能になります。

最初の方は線が太く、塗料の吐出量が多いためダマになって盛り上がっているのがわかりますでしょうか。
一定の速度で定規に沿ってトレセンを移動すれば綺麗な線が引けますので、マスキングテープの上から線引きを開始し、線を引いたあとでマスキングテープを剥がすと、線の長さもキチッと揃いますし、太さも一定になります。
トレセンはできるだけ立てた状態で線を引く
トレセンを寝かせた状態(例えば45度くらい)で線を引くと、塗料が分厚くなってしまいます。
そうなると、ホワイトボードマーカーやイレーサーとぶつかりますし、横方向からの力がかかりやすくなり、線が切れる(剥げる)原因にもなります。
塗料の厚みは薄く線を引きたい場合は、直角に近い角度でトレセンを使うと塗料の厚みを減らせます。
ただ、ノズルの先で塗料が押し広げられて線が太くなりがちなので、塗料の吐出量を少なめに調整してください。

綺麗に線を引くのは結構難しいので、ホワイトボードで線を引く前に、違うものを使って練習してみると良いかと思います。
ホワイトボードで失敗した場合、無水エタノール(もしくは消毒用アルコール)で拭けば綺麗に落ちますので、慣れるまで何回か試してみるのが良いと思います。
乾いたら剥がせる!
このトレセン、乾けば剥がして線を消すことができます。

試しにプラ板に線を引いてみましたが、乾燥するとこんな感じで塗料を剥がすことが可能です。
指の腹で押していけば簡単に剥離可能です。
ただ、乾くのに時間がかかりますので、線を引くのに失敗したときはアルコールで拭いてしまった方が楽です。
表のような縦横混じった線を引きたい場合は、横方向などどちらかの方向の線を引いたあと、乾燥させてから残りを作業すると良いかと思います。
細かい部分などは線引きテープを利用するのも手かと思います。

トレセンを使って線を引いたホワイトボード。
馬印のホワイトボードなので消しやすく、使い勝手が良いです。
ホワイトボードに線を引く方法に困っている方にトレセン、オススメです。
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