CPUクーラーをCORSAIR iCUE ML120 RGB ELITEに変更したため、VRM周りにまったく風が当たらなくなってしまいました。
VRMには大型のヒートシンクが付いていますので、オーバーヒートするようなことは無いと思いますが、Alder Lakeは大容量の電気を食うCPUなだけに、VRMもしっかりと冷やしておいた方が安心できます。
ケース内の任意の場所を冷却するためのファンとしては、AntecのSpotCoolがありますが、ファンとアームが一体化しているためファン部分の交換はできません。
また、最近のモデルはアーム部分が柔らかくなってしまっているようで、あまり評判が良くない様子。
我が家には2006年の発売直後に購入したものがありますが、もう1つ同じものを購入するのもなんなので、別のものを購入することにしました。
それにしても、12年もの間モデルチェンジすることなく販売されているのって、すごいですよね…。
ファンを取り付けるためことに特化したアーム
今回購入したのは、アイネックス ファン用 フレキシブルアーム FST-MAG2です。
ファンを取り付けるためのアームのため、ファンは別途購入する必要があります。今回は、ARCTIC F8 PWM BLACK 80mm角PWMファンを取り付けることにしました。
パッケージの内容物は至ってシンプルで、マグネット付きの台座、フレキシブルアーム、ファンを固定するためのm4ネジ×2となります。
アームの両端はm4ネジになっており、アームの取り付けに方向はありません。
ベース部分の直径は43.13mmとなります。
取り付け可能なスペースがあるか、事前に確認しておくと良いかと思います。
台座のマグネットはかなり強力で、ケースにフラットな面があれば取り付け可能だと思います。
マグネット式なので、当たり前ですがアルミや樹脂には取り付け不可となります。
アームもしっかりしており、ファンを取り付けた状態でも、自然に垂れ下がってしまうようなことはありません。
通常は、こんな感じでセットして使うことになります。
ただ、この方法だと、アームに対してファンが垂直になってしまうので、ケース内で冷やしたいところにピンポイントで風を当てにくい場合もあります。
そんなときは、L字アングルを使うとファンの向きを90度変えることができます。
L字アングルを取り付けて、ファンの向きを変えてみました。
この状態であれば、VRMに風を当てるのに便利そうです。
早速取り付けてみました。
iPhoneで撮っているので画像が汚いですが…。ちょうど右上の、スルーホール部分に、ちょうど良いスペースがあったのでそこに取り付けています。
ファンは8cmですが、ちょうど良い大きさです。
VRMやSSDなどをピンポイントに冷やしたいときに最適
VRMやNVMeのSSDなどの発熱するパーツを冷却する際、ピンポイントで風を当てたい場合にとても便利なパーツです。
冷却する際、わずかでもエアフローがあると冷却効果は大違いですから、できればファンで風を当てたいところです。
とはいえ、水冷クーラーを使っている場合、ケース内のエアフローはケースファンに頼らざるを得ないため、ピンポイントで風を当てて冷却することが難しい状態となります。
そういった場合に、好きなファンと組み合わせて、ピンポイントで風を当てることができるフレキシブルアーム FST-MAG2は便利なパーツだと思います。
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