安価で高品質、AEC ハンダ式RCAプラグを試す

オーディオ関連

Amazonで4個2,550円で販売されている、AECのRCAプラグ。
似た形状のものでハンダ付け不要のネジ止め式のものもありますが、こちらはハンダ付けするタイプ。
おそらくFURUTECHのFP-110のコピーのように思いますが、真偽のほどは不明です。
今回、オヤイデのFTVS-510を使ってケーブルを自作するのに使ってみました。

FTVS-510はφ1.05mmの5N(99.999%純度)純銀導体をコアに使った同軸ケーブルで、切り売りケーブルが約6,000円/mと割と買いやすい価格帯なのです。
プラグ付きのDR-510というケーブルもあるのですが、完成品は高いので自作がおすすめです。

プラグは上のような構造になっています。
コレットチャック式のプラグなので、外部ハウジングを回すと8分割されたコールド側端子が締め付けられ、ロックされて抜けにくくなります。
コレットチャック式のプラグを自作する時は、先に外部ハウジングをケーブルに通しておく必要があるので注意です。

プラグの取り付け方

まず、ケーブルの被膜を剥きます。
ケーブル先端から15mmの位置で、一番外側の皮膜を剥いて、シールドをむき出しにします。

一番外側の皮膜を剥き、シールド編組を裏返す

この際、シールド編組をばらさずに、ひっくり返す感じで上のような状態にします。
シールド編組は皮膜を剥いた半分くらいの長さになるように、指で押して長さを調整しておきます。

続いて、芯材の処理を行います。

芯材をむき出しにする

芯材は上記のように、シールド材を剥いていきます。
シールド編組とショートしないように気をつけてください。

コネクタに差し込む

先端の処理が終わったら、コネクタに通します。
最初のコネクタを取り付ける時には、外部ハウジングは取り付けておく必要はありませんが、反対側のコネクタを取り付ける際には、事前に外部ハウジングをケーブルに通しておきましょう。
コネクタを取り付けてしまってからは、外部ハウジングの取り付けができませんので要注意です。
芯材がコネクタのホット側端子に十分被る位置に調整します。

ケーブルをハンダ付け

40W程度のはんだごてを使い、芯材をホット側にハンダ付けします。
全体が十分に温まり、ハンダが染みこんでいくような感じでなじんだら、コテ先を離して取り付け完了です。
ハンダ付けが終わったら、コールド側のイモネジ(マイナスネジ)を締めてシールド編組をコネクタと密着させます。
コールド側はハンダ付け不要です。

反対側も同様に処理すれば、プラグの取り付けは完了です。

プラグの品質ですが、価格が安い割にはしっかりしており、加工が粗いような箇所は見受けられません。
この価格で4個セットが買えるのであれば、ありだと思います。

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