EIZOのFlexScan EV3895やDELLのU4025QWを使っていますが、モニター付属のスタンドを使うのでは無く、モニターアームを使うととても便利なので、お勧めです。
というのも、モニターアームを使うと以下のようなメリットがあるからです。
モニターアームを使う5つのメリット
机の上が広く使える
これが一番大きなメリットです。
モニターが大きくなると、当然スタンドも大きくなります。
そうすると、モニタースタンドが机の上を占有してしまうので、机の上の使える面積が減ってしまうのです。
設置作業中なので机の上が汚いですが…。
モニターが40インチと大きいのでスタンドが小さく見えますが、奥にあるキーボードとほぼ同じ幅のベースサイズです。
モニターの下がだいぶ占有されてしまうのがわかると思います。
EV3895とエルゴトロンLXを組み合わせて使っていた際の写真。
モニターアームを取り付けることで、机の上が広く使えるというメリットがおわかりかと思います。
モニターの下が自由に使えると何が便利かというと、キーボードを奥に置ける、という点です。
キーボードを手前に置くとどうしても腕をきつく曲げてタイピングすることになりますが、キーボードを奥に設置できると腕を軽く曲げた状態でタイピングできますし、肘を机に載せることも可能なのでタイピングがかなり楽になります。
キーボード設置のレイアウトが自由になるメリットは、パソコンを使って仕事をする上でかなり大きいです。
眼とモニターとの距離を広く取れる
わかりやすいようにイメージを作ってみました。
標準モニターの場合、モニタースタンドのベースが机からはみ出すのはNGとなります。
これに対し、エルゴトロンLXのようなモニターアームでは、アームをベースよりも後ろに移動することができますので、モニターの位置をかなり後ろまで持っていくことが可能です。
モニターを奥に移動することで、眼とモニターの間の距離が取りやすくなります。
眼に負担をかけないためには60cm以上の距離が推奨されていますので、モニターアームを使うことでこの距離が取りやすくなります。
好きな位置にモニターを設置出来る
高級モニターだと上下も調整できますが、普及価格帯のモニターだと、モニターの高さを調整できず、角度のみ調整可能な場合が多いです。
眼が疲れないモニターの位置としては、モニターの上端が目の高さと同じになるか、少し低めになるような高さにするのが理想ですが、モニターアームを使えば好きな位置にモニターを移動できますので、理想の位置にモニターを設置することができます。
モニターの移動が楽
一度設置してしまえばあまり移動することが無いとは思いますが、モニターを手前に移動したり、横の位置を変えたり…というときにも、ベースを移動せず、モニター画面のみを移動すれば良いのでモニターの移動が楽なのも特徴です。
また、縦画面で使いたい時なども、モニターアームがあると便利です。
配線が楽
個人的に隠れたメリットだと思うのが、配線が楽、という点。
モニターを90度回転した状態にすれば、端子を目視しながら配線できるのでとても楽に作業が可能です。
また、設置後もモニターの移動が楽なので、接続を変更する作業もいちいち裏をのぞき込んで…ということもありません。
お勧めのモニターアーム
今まで複数のモニターアームを使ってきましたが、お勧めのモニターアームはやはりエルゴトロンLXでしょうか。
支柱の高さが低く、斜めになったアームでモニターを保持しますので、支柱が邪魔になりづらいというメリットがあります。
また、動作がスムーズですし、加工精度が高いのでガタつきもありません。
価格が高いのがネックですが、価格相応の満足感はあります。
ステンレスポリッシュ仕上げのアームは高級感もあります。
以前はAmazon Basicで上記のOEMモデルが安価に販売されていたのですが、今はデュアルアームのものしか無いようです。
詳細については以下のレビューをご参照ください。
使いづらいモニターアーム
逆に、使いづらかったのは支柱が長く、横方向にアームを取り付けるタイプ。
こういう製品ですね。
特徴としては、複雑な機構がいらないので安価という点。
モニターの下を有効に使うのであれば、このようなモニターアームでも十分です。
ただし、1点注意があって、支柱が長く邪魔になるので、支柱よりも奥にモニターを動かせない、という点には気を付ける必要があります。
モニターの背面と支柱がぶつかりやすいんですよね…。
とはいえ、安価な価格はとても魅力ですし、モニター付属のスタンドよりは圧倒的に便利ですので、買って損することは無いと思います。
モニターを移動しないのであれば、理想は壁掛け
便利なモニターアームですが、大画面モニターだと耐荷重の大きなモニターアームが必要になります。
必然として価格も高くなりますので、なかなか気軽に買える金額ではありません。
耐荷重ギリギリのモニターを取り付けて使うことも可能ですが、キーボードのタイピングなどの振動で小刻みに揺れることもありますので、耐荷重にはある程度余力を残しておく方がお勧めです。
また、モニターアームのベース部分を机に固定する必要がありますので、机の上を完全にフリーにすることは出来ません。
ということでお勧めはやはり壁掛けでしょうか。
シンプルな壁掛け金具であればかなり安価ですし、取付もさほど難しくありません。
ただ、デメリットとしてはモニターの位置の移動がとてもしんどいことと、家が賃貸の場合は壁に穴をあけることができない、という点になります。
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