梅雨の時期や天気が悪い日は洗濯物を部屋干しするしかなく、生乾きの嫌な臭いに毎年悩まされている方も多いと思います。我が家はさらに保護犬を含め6~8匹程度の犬がいるので洗濯の頻度も高く、洗濯物の臭いや汚れの対策は切実な問題でした。
そこで導入したのが、洗濯機の給水経路に後付けできる「シャープ 銀イオンホース AS-AG1」と「Noend オーガニックファインバブル洗濯機アダプター(ナノバブル発生器)」の2つです。
銀イオンホースは銀イオンの力でニオイの原因菌の繁殖を抑え、ナノバブル発生器は微細な泡で繊維の奥の皮脂・汗汚れを洗い落とす、という異なる役割を持ったアイテムになります。
徹底的に臭い対策をするために、併用することにしてみました。
どちらも取り付けは工具不要でとても簡単。
実際に使ってみると、洗濯物を取り出した瞬間の臭いが明らかに減り、部屋干しでも嫌な臭いが気にならなくなりました。役割の違う2つを組み合わせる「合わせ技」ですので、梅雨の部屋干しに悩んでいる方にはかなりおすすめできる組み合わせかと思います。
洗濯物の臭い・汚れ対策として導入したこの2つのアイテムについて、それぞれの仕組みや取り付け方法、実際に使ってみた効果をまとめました。
梅雨の部屋干しは、どうしても洗濯物が臭う
毎年悩ましいのが、梅雨の時期の部屋干しです。
外に干せれば天日と風であっという間に乾くのですが、雨続きだと室内に干すしかなく、乾くまでに時間がかかります。そして乾いた後も、なんとなく生乾きのイヤな臭いが残ってしまう…というのが定番パターンでした。
さらに我が家は犬を飼っていることもあり、人間用とペット用で洗濯機を分けています。ペットまわりのタオルやマットは特に汚れやすく臭いやすい(オシッコしたり…)ので、洗濯物の臭い・汚れ対策はずっと課題でした。
部屋干し用の洗剤に変えてみたり、オキシクリーンを併用してみたりといろいろ試してはみたものの、いまひとつ決定打に欠ける状態が続いていました。
そもそも、なぜ洗濯物は臭くなるのか
対策を考える前に、まず「なぜ臭うのか」を整理しておきます。
洗濯物の嫌な臭いの正体は、ズバリ菌です。汗や皮脂といった汚れが落としきれずに残っていると、それをエサにして菌が繁殖します。特に「モラクセラ菌」などが増殖する際に出す物質が、あの独特の生乾き臭の原因と言われています。
やっかいなのは、この菌が乾きの遅い環境ほど元気に増えるという点。梅雨のように乾くまで時間がかかる部屋干しは、菌にとって絶好の繁殖条件が揃ってしまっているわけです。「洗ったはずなのに臭う」「濡れると臭いが戻ってくる」というのは、繊維に残った菌が原因というわけです。
つまり、臭い対策のポイントは大きく分けて2つあります。
ひとつは「汚れ(=菌のエサ)をしっかり落とすこと」、もうひとつは「菌の繁殖そのものを抑えること」です。
今回導入した2つのアイテムは、まさにこの2方向から別々にアプローチできる組み合わせになっています。
臭い・汚れ対策に導入した2つのアイテム
洗剤や柔軟剤という「入れるもの」ではなく、洗濯に使う「水そのもの」に手を加えてしまおう、というのが今回の発想です。役割を整理すると以下の通りです。
- シャープ 銀イオンホース AS-AG1
銀イオンの力で、ニオイの原因菌の繁殖を抑える(=菌へのアプローチ) - Noend ナノバブル発生器
微細な泡で、繊維の奥の皮脂・汗汚れを落とす(=汚れへのアプローチ)
「汚れを落とす」担当と「菌を抑える」担当がきれいに分かれているので、片方だけよりも相乗効果が期待できそう、というのが2つ同時に導入した理由です。それぞれ詳しく見ていきます。
① シャープ 銀イオンホース AS-AG1
まずは銀イオンホースから。
こちらは洗濯機の給水ホースに割り込ませる形で取り付ける、銀イオン水の生成器です。

仕組みはシンプルで、水が流れると本体内蔵の銀電極から電気制御で銀イオン(Ag+)が溶け出し、その銀イオン入りの水で洗濯することで、洗濯物と洗濯槽を抗菌・防臭コートしてくれる、というもの。水の流れをセンサーが検知して自動的に銀イオンを生成してくれるので、こちらは普段どおり洗濯するだけでOKです。
銀イオンは制汗・消臭スプレーなどにも使われている、おなじみの成分です。この銀イオンが菌の繁殖を抑えることで、部屋干し臭や生乾き臭の発生を予防してくれます。しかも効果は洗濯物が乾いた後も次の洗濯まで持続するとのことで、干している間や着ている間の防臭も期待できるのがポイント。加えて、洗濯槽のカビや菌の繁殖も抑えてくれるので、槽そのものを清潔に保てるという副次的なメリットもあります。
1点、勘違いしないように注意しておきたいのは、これはあくまで「抗菌(=菌を増やさない)」がメインで、すでに強烈に染み付いてしまった臭いを一発で消す除菌剤ではないという点です。また、洗浄力があるわけではないので洗剤はこれまで通り必要ですし、電気制御のためコンセント(電源)が必要になります。
銀電極はおよそ1年で寿命を迎え、別売のカートリッジ交換が必要になる点も覚えておくと良いかと思います。とはいえ国内のほとんどの家庭用洗濯機に取り付け可能なので、機種を選ばず導入しやすいのはありがたいところです。

本体はこんな感じで簡単に分解できます。
右側が交換する際のカートリッジ部分となります。
② Noend オーガニックファインバブル洗濯機アダプター(ナノバブル発生器)
続いて、汚れ落とし担当のナノバブル発生器です。グッドデザイン賞2024を受賞している、Noendの洗濯機用アダプターになります。

こちらも給水経路に取り付けるだけのアイテムで、水道水にウルトラファインバブル(ナノサイズの極めて微細な泡)を大量に発生させます。
とにかく小さい泡が繊維の奥のすき間にまで入り込み、皮脂や汗といった汚れを内側から浮かせて落としてくれるという仕組みです。
前述の通り、臭いの元は「落としきれなかった汚れ」ですので、汚れそのものをしっかり落とすことは臭い対策としてもかなり理にかなっています。
微細な泡は洗濯槽の汚れに対しても働いてくれるので、槽の清潔維持にも一役買ってくれます。
銀イオンホースと違ってこちらは水流で泡を発生させる方式なので電源は不要。工具も不要で、タテ型・ドラム式のどちらにも対応しているのも扱いやすいところです。
あえて「アダプター単体モデル」を選んだ理由
このNoendのアダプターには、活性炭フィルターがセットになったモデルも用意されています。フィルター付きだと塩素を99%除去して色落ちを防いだり、フィルターに添加されたAg+成分で抗菌したり、といった機能が追加されるのですが、あえて「アダプター単体」のモデルを選びました。
理由は2つあります。
ひとつは、フィルターのAg+抗菌が銀イオンホースと役割的に被ってしまうということ。同じ銀イオンでも、コンセントから給電して電気制御でしっかりイオンを溶出させるシャープの方式のほうが、抗菌の効果としては上だろうと判断しました。せっかく銀イオンホースを入れるのですから、抗菌はそちらに任せてしまえば良いという判断です。
もうひとつは、塩素除去は我が家では特に必要と感じなかったのが理由です。
というわけで、Noendのアダプターには「ナノバブルによる洗浄力」だけを担ってもらうことにしました。結果的に、①銀イオンホース=抗菌、②ナノバブル発生器=洗浄、という役割分担がきれいに整理でき、機能のムダがない構成になったかと思います。
取り付け方法
取り付けは、どちらも給水ホースに割り込ませるだけ。工具は一切不要でとても簡単でした。
我が家は人間用とペット用で洗濯機が2台あるので、少し工夫して以下のような順序で接続しています。
壁の蛇口 → 銀イオンホース → 二股ホース → ナノバブル発生器 → 洗濯機
ポイントは、銀イオンホースを二股に分岐させる手前に1本だけ入れていること。こうすると、分岐した先の2台とも銀イオン水で洗えるので、銀イオンホースは1本で済みます。反面、使用頻度も上がるので寿命は短くなります。
一方、ナノバブル発生器は洗濯機ごとに必要になるので、こちらは2台分を購入し、それぞれの洗濯機の直前に取り付けました。

銀イオンホース AS-AG1の取り付け方は、壁の蛇口と洗濯機のホースの間に割り込んで取りつけるだけ。とても簡単です。あとはACアダプタを繋げばOKです。

オーガニックファインバブル洗濯機アダプターの取り付け方法は、洗濯機に繋がっているホースを一度取り外し、間にアダプターを割り込ませるだけ。
ホースを外した際にホース内の水が出てきますのでぞうきんなどで吸い取れるようにしておくと良いです。
金属製のアダプタでかなりしっかりしているので、耐久性は高そうです。
注意点として、銀イオンホースは電気制御のためコンセントが必要です(ナノバブル発生器のほうは電源不要)。また、給水経路に2つのアイテムを直列で挟み込む形になるためか、心なしか給水のスピードが少し遅くなったように感じます。とはいえ、洗濯にかかる時間が体感で変わるほどではなく、実用上まったく問題ないレベルですので、そこまで気にしなくても良いかと思います。
実際に使ってみた効果
肝心の効果ですが、正直なところ、想像していた以上にはっきりと違いを感じられました。
洗濯物を取り出した時点で、臭いが激減
一番わかりやすかったのがこれです。
洗濯が終わってフタを開け、洗濯物を取り出すとき、これまではモワッと生乾き前の湿った臭いを感じることがありました。それが、導入してからは取り出した時点でほとんど気にならなくなりました。
これは妻も感激しており、洗濯物を干すときも嫌な臭いがしないので、とても好評です。
部屋干しでも臭わない
そして本命の部屋干し。梅雨に入って室内干しが続いても、乾いた洗濯物からあの嫌な生乾き臭がしてこないのには感動しました。以前は「乾いたと思っても、なんとなく臭う」ことがしょっちゅうだったのですが、それがほぼ無くなりました。
菌の繁殖を抑える銀イオンと、汚れを残さないナノバブルの両方が効いているのかなと思います。
ペットの汚れも、綺麗に落ちている気がする
これは主観も入るのであくまで「気がする」程度の話なのですが、ペット用の洗濯機で洗っているタオルやマット類の汚れ落ちも、以前より良くなっている気がします。ナノバブルが皮脂汚れに強いという触れ込みですので、ペット由来の汚れにも効いているのかもしれません。このあたりは数値で測ったわけではないので断言はできませんが、少なくとも悪くなった要素は無く、満足しています。
洗濯物の嫌な臭い対策にW導入はかなりおすすめ
洗剤やオキシクリーンのような「入れるもの」を変えるアプローチはこれまでさんざん試してきましたが、今回のように洗濯に使う「水」そのものに手を入れるアプローチは、思っていた以上に効果的でした。
「汚れを落とす」ナノバブル発生器と、「菌を抑える」銀イオンホース。役割の違う2つを組み合わせたことで、臭いの元を作らせない合わせ技になっているのが良かったのだと思います。
どちらも取り付けは工具不要で簡単ですし、一度付けてしまえば、あとはいつも通り洗濯するだけで手間もかかりません。
洗濯物の臭いに毎年悩まされている方や、我が家のようにペットがいて洗濯物の臭い・汚れが気になる方には、特におすすめできる組み合わせかと思います。
梅雨時期の嫌な臭いだけではなく、頑固な汚れなどにも効くと思います。あとは洗濯物に移った加齢臭とかも…。気になる方はぜひ試してみてください。
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