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DeskMini 110に載せるのに最適な45mmのCPUクーラー Novonest H45K6

5.0
PCパーツ

ASRockの小型ベアボーンPC、DeskMini 110は第6・第7世代Coreプロセッサに対応した古い製品で、Windows 11の公式動作要件を満たせないため、Windows PCとして使い続けるには厳しい状況です。

しかし、Windowsが使えないからといって、PCとしての性能が不足しているわけではありません。古いPCでも、使い方次第ではまだまだ十分に活躍できるのです。
ということで、現在はUbuntuをインストールし、AIを使って開発したBotを動作させる環境として利用しています。

この用途ではデスクトップ環境を必要とせず、Linux上でプログラムを実行できれば十分です。SSHでログインするのでマウスもキーボードも、モニターも不要で、LANケーブルが接続できればOKです。
そういう意味でも、小型で設置場所を取らないDeskMini 110は、Botの実行環境として非常に便利なPCと言えます。
あまりにも使い勝手が良いので、CPUもCore i7-7700Tに交換しました。

CPU換装で気になっていたのが、CPUの温度です。Intelのリファレンスクーラーを使用していたところ、CPU温度が70℃を超えていました。
Core i7-7700TはTDP 35Wの省電力モデルとはいえ、フルロード時にはそれなりの負荷がかかりますので発熱も増えます。長時間稼働させる環境ではもう少し温度を下げたいところです。

そこで今回購入したのが、Novonest(upHere)のロープロファイルCPUクーラー「H45K6」です。
交換した効果は抜群で、CPU温度が約20℃も低下しました。
ファンの動作音も静かで、価格も安価。DeskMini用のCPUクーラーとして、非常に満足度の高い製品でした。

高さ45mm、6本のヒートパイプを搭載するNovonest H45K6

Novonest H45K6は、小型PC向けに設計されたトップフロー型のCPUクーラーです。
主な仕様は以下のとおりです。

項目仕様
製品名Novonest H45K6
冷却方式トップフロー型空冷
全高45mm
ヒートパイプ6mm径 × 6本
ファン90mm薄型ファン
ファン厚15mm
回転数800~2,800rpm(公称)
ファン制御PWM
対応ソケットIntel LGA115x / 1200 / 1700 / 1851、AMD AM4 / AM5など
冷却能力TDP 150W(メーカー公称)

特徴的なのは、高さわずか45mmという非常にコンパクトなサイズながら、6本ものヒートパイプを搭載していることです。
一般的な大型CPUクーラーでは珍しくありませんが、全高45mmのロープロファイルクーラーで6本というのは、なかなか強力な構成です。
ヒートパイプはCPUから発生した熱をヒートシンク全体へ伝える役割を持っており、限られたスペースで効率良く放熱するためには重要なパーツです。

さらに、ヒートシンクの上には厚さ15mmの薄型90mmファンを搭載しています。
メーカーはTDP 150Wへの対応をうたっていますが、これは少々盛り過ぎ感があります。特に小型ケースの場合は内部の通気性にも左右されるため、実際に組み込んでどの程度冷えるのかが重要になります。

今回の用途はTDP 35WのCore i7-7700Tなので、十分な冷却性能だと判断し、購入しました。

DeskMini 110の高さ制限46mmにギリギリ収まる45mm

今回H45K6を選んだ最大の理由が、ファンも含めたクーラー自体の高さです。
ASRock DeskMini 110は、非常にコンパクトなPCケースを採用しており、CPUクーラーの高さに厳しい制約があります。
ASRock公式サイトによれば、取り付け可能なCPUクーラーの高さは最大46mmです。
つまり、今回のH45K6は最大46mmという制限に対して、わずか1mmの余裕しかありません。

高さ45mmという寸法は、まるでDeskMiniに取り付けるために設計されたような絶妙なサイズです。
一般的なCPUクーラーであれば、高さ制限を超えてしまう製品も多く、選択肢はかなり限られます。
一方、H45K6は高さを45mmに抑えながら、90mmファンと6本のヒートパイプを搭載しています。

DeskMini 110に問題なく取り付け可能。ソケット周辺のパーツとの干渉もなし

実際にDeskMini 110へ取り付けてみたところ、問題なく搭載できました。
まず心配だったのは、マザーボード上のCPUソケット周辺にあるパーツとの干渉です。DeskMiniはMini-STXという小型のマザーボードを採用しており、一般的なデスクトップ用マザーボードと比べてCPU周辺のスペースに余裕がありません。CPUクーラーの高さだけでなく、ヒートシンクやヒートパイプが周囲のパーツに干渉しないかも重要になります。

しかし、今回のH45K6については、ソケット周辺のパーツと干渉することなく取り付けることができました。ケースへの組み込みについても問題ありません。

高さ45mmなので、メーカー公称の46mmという制限には本当にギリギリですが、実際に取り付けられたので一安心です。
高さに余裕がないため、ファンとケースの隙間が大きく取れるわけではありませんが、少なくとも今回のDeskMini 110との組み合わせでは、問題なく利用できています。

なお、同じDeskMiniシリーズでも世代によってマザーボードのレイアウトが異なる可能性があるため、すべてのモデルで同様に取り付けられるとは限りませんのでご注意ください。

Intelのリファレンスクーラーに較べCPU温度が約20℃低下

肝心の冷却性能ですが、予想以上に良い結果となりました。
これまで使用していたIntelのリファレンスクーラーでは、CPU温度が70℃を余裕で超えていました。ところがH45K6に交換したところ、CPU温度が従来より20℃近く低下しました。
もちろん、CPU温度は室温や負荷の状態、ファンの回転数などによって変わりますが、実際の使用環境においてこれだけ温度が下がったというのは、非常に大きな改善です。

Core i7-7700Tは4コア8スレッド、TDP 35WのCPUなので、そもそも発熱が極端に大きいわけではありません。それでも、コンパクトなDeskMiniではクーラーの性能がCPU温度に大きく影響していたようです。

今回のH45K6は高さ45mmという小さなクーラーですが、6本のヒートパイプと比較的大きなヒートシンクによって、十分な冷却性能を発揮してくれました。
数時間にわたってBotを動かすような使い方でも、CPU温度に余裕ができたのは嬉しいところです。

ファンの動作音も静か。常時稼働する小型PCにも向いている

もう一つ気に入ったのが、ファンの静音性です。
CPUクーラーを交換する場合、冷却性能が向上してもファンの動作音が大きくなってしまっては、快適とは言えません。
特にDeskMiniは非常に小さなPCなので、机の上など人の近くに設置することも多いと思います。また、今回のようにBotの実行環境として使用する場合、長時間にわたってPCを動作させることになります。
そのため、冷却性能だけでなく静音性も重要です。

H45K6には90mmの薄型ファンが搭載されていますが、実際に使用してみても、動作音はそれほど気になりません。
CPU温度は大きく下がり、それでいてファンの音もうるさくないので、非常に快適です。
冷却性能を優先すると、どうしてもファンの回転数を上げる必要があると思っていましたが、今回は冷却性能と静音性の両方を改善できました。

古いDeskMini 110はUbuntuを入れればまだまだ現役

今回CPUクーラーを交換したDeskMini 110ですが、個人的には非常に気に入っているPCです。Windows 11の公式対応CPUは基本的に第8世代以降のCoreプロセッサが中心で、今回使用しているCore i7-7700Tも通常の動作要件を満たしていません。
そのため、Windows PCとして今後も使い続けるには制約があります。

しかし、Ubuntuをインストールすれば話は別です。現在はAIを活用して開発したBotを動かす環境として活用していますが、これが非常に便利です。
Botの種類にもよりますが、常に高性能なGPUや最新のCPUが必要になるわけではありません。例えば、APIを利用したデータの取得や処理、定期的なスクリプトの実行などであれば、古いPCでも十分に役割を果たせます。
Core i7-7700Tであれば4コア8スレッドなので、比較的軽量な処理を複数並行して動かす用途にも向いています。

私の場合はCPU/GPUを利用して重たい処理を行うBotを開発していますが、V100を3基搭載した計算資源専用PCを別途用意していますので、重たい処理は別のPCを利用すればOKです。LLM専用PCを別途用意するのは、様々なPCから遠隔利用する意味でも便利です。

さらに、DeskMini 110は本体容積が約1.92Lと非常にコンパクト。大きなデスクトップPCを用意する必要がなく、ちょっとしたスペースに設置できる点も気に入っています。

こうして古いPCを再利用する場合、心配になるのが長時間稼働時のCPU温度ですが、今回のH45K6への交換によって、その懸念もかなり小さくなりました。
古いPCだからといって処分するのではなく、Linuxを入れて用途を変えることで、まだまだ活用できると感じています。

DeskMini 110には非常におすすめのCPUクーラー

今回、Novonest H45K6を購入してDeskMini 110に取り付けてみましたが、結果としては大満足です。
特に良かったのは以下の点です。

  • 高さ45mmでDeskMini 110の高さ制限46mmに収まる
  • CPUソケット周辺のパーツと干渉せず、問題なく取り付け可能
  • コンパクトながら6本のヒートパイプを搭載
  • Intelリファレンスクーラーと比較してCPU温度が約20℃低下
  • ファンの動作音も静か
  • 価格が安価で、コストパフォーマンスが高い

個人的には、高さ45mmというサイズでここまで冷えるとは思っていませんでした。
しかも、ファンの動作音も静かなので、長時間動作させるPCにも使いやすいと思います。

もちろん、大型CPUクーラーと同等の冷却能力があるというわけではありませんが、DeskMiniのようにスペースが限られている環境では、このサイズと冷却性能のバランスは非常に優秀だと思います。
価格も安価なので、古いDeskMiniを再利用する場合にも、大きな費用をかけずに冷却性能を改善できます。

DeskMini 110で少しでもCPU温度を下げたいのであれば、Novonest H45K6は非常におすすめできるCPUクーラーです。

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